3月15日の水路風景…7

(『3月15日の水路風景…6』のつづき)

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手振りをしながら、「どうぞ、追い越してくださーい!」と声をかけると、操舵室のハッチが開き、「聖橋でUターンして戻ってきますから、先に行ってください!」とのお答え。

う~ん、これも忘れていた! 常磐橋の解体工事が始まってこの方、神田川~日本橋川一周コースはお休みしていたのでしたっけ。 

しかし考えてみると、工事以前でもこの巨体(!)が、径間の狭く低い常磐橋や、高架下の可航幅の限られた日本橋川を走るというだけで、限界に挑戦しているかのような、ちょっと強烈なものがありますよね!

169032.jpgというわけで、お言葉に甘えてというと変ですが、「カワセミ」を先導する形での遡上と相成りました。

「カワセミ」は爆音を高めると速度を上げ、ぐんぐんとスターンめがけて迫ってきます。こちらも負けじと‥‥もとい、致し方なく増速し、普段の遡上時にはあるまじき、引き波を派手に立てての爆走(?)ぶり。すみません、仕方がないんです‥‥。しばし、恐縮しつつも楽しいデッドヒートを演ずることとなったわけです!

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量感たっぷりの船体で、河水を分けて驀進する「カワセミ」! うひゃ~、カッコイイ!

トップに立つ乗り組みさんの凛とした姿、美倉橋のアーチを背に、決まりすぎるほどキマッて、これまた格好良し!

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万世橋の下では、少し速度をしぼって。石材張りのアーチと「カワセミ」、絵になりますねえ! 下流側の橋上では、我が木っ端ブネと「カワセミ」の続航に、歓声を上げてスマホを構える人も見られました。

船頭はといえば、後ろに意識をすっかり奪われ、振り返り振り返りで舵がおろそかになり、フラフラと針路も定まらないていたらく。橋の上から見たら、ずいぶんだらしのない走り方に思えたでしょう。

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昌平橋の独特の要石と、かろうじてツーショット。いや~、狭水路で水上バスに追いかけられる、この幸福感ったら! 

神田川~日本橋川コースは、営業航路とはいえ便数も限られるので、開設以来結構な年月が経ちながら、この日までご縁がなかったのでした。今さらといった感はありますが、体験してみるとこんなに楽しいとは! 神田川の新しい醍醐味を発見した気分です。
撮影地点のMapion地図

(27年3月15日撮影)

(『3月15日の水路風景…8』につづく)

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タグ : 神田川 水上バス カワセミ

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