3月15日の水路風景…6

(『3月15日の水路風景…5』のつづき)

169026.jpg両国橋をくぐったところで左に舵を切り、柳橋の銘板を仰ぎながらおなじみ神田川へ。枯れた色の河岸棒が林立し、フネブネがひしめく船宿街、いつもながらいいムードではあります。

ぐっとスロットルをしぼって行き足を落としながら、何気なく後ろを振り返ってみると‥‥あっ!!


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「カワセミ」が神田川に入ってくる! 
我々同様に行き足をぐっと落し、船首波を低め、いかにも狙いを定めたといった格好で、軸線をこちらに向けた姿! 

初めて目にする表情なので、実に惹かれるものがあったのですが、この瞬間まで、「カワセミ」が神田川・日本橋川航路に就航していたことを、すっかり忘れていたうかつさ、お恥ずかしい限りではありました。隅田川で東岸ぎりぎりに寄せていたのも、旋回半径を取るためだったのかなあ‥‥。

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船宿街通過とあって、「カワセミ」ももちろん最徐航。乗り組みさんのワッチの理由は、狭水路通航のためだったのでしょう(確認していないので、本当のところはわかりませんが)。右舷側を見ながら、手にしたマイクで何やら指示している様子であります。

水上バスとしては小型に属するとはいえ、屋形船にくらべればぐっとかさの張る幅広の船体が、抜き足差し足で狭水路に進入してくるシーンの魅力的なことったら! それを艇上から間近に眺められるなんて、幸運以外の何物でもありません。船長やワッチの方の緊張を思うと、不謹慎ではありますが‥‥。

169029.jpgめったにない出会いに興奮しつつも、喜んでばかりもおられないな、とクールダウン。定期航路の船のお邪魔になっては大変ですから、どこかで追い越してもらった方がよいだろうと考えました。

ちょうど左衛門橋まで来たので、船宿街が途切れたこの向こうなら可航幅もあり、右に寄せてかわすにはよさそうです。「カワセミ」が追いつくのを待って、ワッチの乗り組みさんに合図すればよいでしょう。

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橋をくぐったところでニュートラルにし、流速を利用して、基礎護岸に寄せたところでうまく行き足を殺し、停止。

干潮とあって、基礎護岸上にできた渚では、ユリカモメ君たちが水浴びをしたり、小魚(?)をついばんだりとおくつろぎ中。突然の闖入者にうろんげな目を向けて、不機嫌な鳴き声をあげながら飛んで行ってしまいました。ごめんね‥‥。
撮影地点のMapion地図

(27年3月15日撮影)

(『3月15日の水路風景…7』につづく)

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タグ : 神田川 水上バス カワセミ 水辺の鳥たち

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