戸田漕艇場のあたり…2
(『戸田漕艇場のあたり…1』のつづき)

●南側に回ると、戸田公園の地図を掲げた案内板がありました。
今いる水門のあるあたりの両岸は、いわば艇庫街。ゴールラインの東側に取った水面なので、他のチームが練習中にも邪魔にならない、船溜的なスペースということなのでしょう。
●さて、ここに着いたときから、道路を挟んで水門と対面するところに、気になるものがありました。小さなオベリスクのような、石造りの塔が一対。何かの記念碑だろうと思っていたら、よくよく見てみると、基部にはめ込まれた銘板に「戸田橋」と!
えっ、これはもしかして、旧戸田橋の親柱を移設したもの? まさか、こんなところにあったとは‥‥。

●近づいてみると、頂部に青銅色の帽子をかむり、段のついた部分にも装飾を施された立派なもの。右の親柱には「埼玉縣」と県名が入り、そのかたわらには、「戸田橋親水公園」と刻まれた石が立てられていました。
公園のあるスペースは、菖蒲川と漕艇場の水面をつなぐ、水路敷を利用したものです。暗渠化した水路上に、親水公園を設ける手法はよく見られますが、旧橋を顕彰するための場所を兼ねさせたあたり、珍しく思ったものでした。

●水門と漕艇場を背にしてたたずむ、古風な親柱と袖高欄のある水辺風景‥‥なかなかよいものですね。
場所柄、現戸田橋を望むことはかなわないものの、ほど近いところで、しかも荒川水系の水路上で余生を送っているのだと思うと、何とはなしに暖かい気持ちになったのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(27年2月3日撮影)
(『戸田漕艇場のあたり…3』につづく)

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●南側に回ると、戸田公園の地図を掲げた案内板がありました。
今いる水門のあるあたりの両岸は、いわば艇庫街。ゴールラインの東側に取った水面なので、他のチームが練習中にも邪魔にならない、船溜的なスペースということなのでしょう。

えっ、これはもしかして、旧戸田橋の親柱を移設したもの? まさか、こんなところにあったとは‥‥。


公園のあるスペースは、菖蒲川と漕艇場の水面をつなぐ、水路敷を利用したものです。暗渠化した水路上に、親水公園を設ける手法はよく見られますが、旧橋を顕彰するための場所を兼ねさせたあたり、珍しく思ったものでした。

●水門と漕艇場を背にしてたたずむ、古風な親柱と袖高欄のある水辺風景‥‥なかなかよいものですね。
場所柄、現戸田橋を望むことはかなわないものの、ほど近いところで、しかも荒川水系の水路上で余生を送っているのだと思うと、何とはなしに暖かい気持ちになったのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(27年2月3日撮影)
(『戸田漕艇場のあたり…3』につづく)

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