観音崎散歩…4
(『観音崎散歩…3』のつづき)
●ハァハァしながら頂上に到達。すき間から、防振架台に載せられた灯器を見上げて。屋根の裏に、亜鉛引きの鉄板らしい天井(?)がリベット止めされているのに目を引かれます。陽光の熱をやわらげる工夫でしょうか。
灯器の回転はいうまでもなく電動ですが、かつては壁掛け時計と同じ重錘式で、夜間の運転中は何度も、錘を下げたロープを人力で巻き上げなければならなかったとのこと。螺旋階段を上がるだけでも大変なのに、さらに巻上機を回すその労力たるや‥‥。先人のご苦労がしのばれました。

●さて、回廊からの眺望は‥‥まずは北~北西側から。おお、絶景!
沖合はるかに望む第一・第二海堡。白くけぶる水平線付近に、市街地や京浜工業地帯の活動ぶりが思われるパノラマです。

●第二海堡が気になって、ズームでたぐってみると‥‥。おや、周囲に新しい護岸が追加されていたのですね。
砲台としての役目はとうの昔に終わっているとはいえ、ここは海上災害防止センターの訓練施設がある、いわば「現役」の島。保全工事がなされるのもうなずけます。

●右手、第一海堡に目を転じると、第二海堡とは対照的に、崩壊したままの放置感あふれる(?)風情。台場のように草木が茂ってもよさそうなものですが、そうならないのは、何か理由があるのでしょうか。

●おおお、この角度は楽しいかも。富津の明治百年記念展望台の向こうに延びる東京湾アクアライン、そしてこちらへ船首を向ける船、船、フネ!
立ちのぼる陽炎でゆらめいて、ディテールは定かではありませんが、それがかえって、陸上では望みえない範囲の眺望を感じさせて面白く、ズームのありがたさを実感したものでした。
(27年1月18日撮影)
(『観音崎散歩…5』につづく)

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灯器の回転はいうまでもなく電動ですが、かつては壁掛け時計と同じ重錘式で、夜間の運転中は何度も、錘を下げたロープを人力で巻き上げなければならなかったとのこと。螺旋階段を上がるだけでも大変なのに、さらに巻上機を回すその労力たるや‥‥。先人のご苦労がしのばれました。

●さて、回廊からの眺望は‥‥まずは北~北西側から。おお、絶景!
沖合はるかに望む第一・第二海堡。白くけぶる水平線付近に、市街地や京浜工業地帯の活動ぶりが思われるパノラマです。

●第二海堡が気になって、ズームでたぐってみると‥‥。おや、周囲に新しい護岸が追加されていたのですね。
砲台としての役目はとうの昔に終わっているとはいえ、ここは海上災害防止センターの訓練施設がある、いわば「現役」の島。保全工事がなされるのもうなずけます。

●右手、第一海堡に目を転じると、第二海堡とは対照的に、崩壊したままの放置感あふれる(?)風情。台場のように草木が茂ってもよさそうなものですが、そうならないのは、何か理由があるのでしょうか。

●おおお、この角度は楽しいかも。富津の明治百年記念展望台の向こうに延びる東京湾アクアライン、そしてこちらへ船首を向ける船、船、フネ!
立ちのぼる陽炎でゆらめいて、ディテールは定かではありませんが、それがかえって、陸上では望みえない範囲の眺望を感じさせて面白く、ズームのありがたさを実感したものでした。
(27年1月18日撮影)
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