師走の新河岸川…7

(『師走の新河岸川…6』のつづき)

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ここは瀬替え前の名残りか、河上を県境がジグザグに走るところ。笹目橋からここまで、我が艇は東京都と埼玉県を、3回も行ったり来たりしたことになります。

前方に見える5径間の桁橋は、芝宮橋。今までの1径間でひとまたぎする橋たちにくらべて、ぐっとローカル色豊かになってきました。

166032.jpg幅もだいぶ狭まってきて、両岸も土留めの鋼矢板は打ってあるものの、半ば崩れかけていたり、洗掘を防ぐため小型のテトラポッドがごろごろと積んであったりと、明らかに二線級の河相を呈してきました。

この上流に朝霞水門(『年の瀬の荒川…7』参照)があるので、大した流下能力を求められていないこともあるのでしょう。

さて水深は、いったん2m台まで浅くなってから、川幅が狭まると3m、4mとぐんぐん深くなり、芝宮橋の直前では5.2mを数えるまでに。狭い川幅による、流速のせいなのでしょうか。そういえば、狭い区間に入ってから、少し流速を感じるようになりました。


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芝宮橋をくぐって。基部の前後、わずかな高さのみに水切りを設けた四角い橋脚、その向こうに広がる風景は、冬枯れの土手と、ぱらぱらと鉄塔や煙突が顔を出すだけ。

ここだけ切り取ってみると、とても東京近郊とは思えない川景色です。どこか、宮城県の福地運河(『福地運河の水門…4』参照)を思い出させるものがありました。

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166035.jpg芝宮橋の裏側を仰いでみると、I形鋼の桁に波形鋼板の床板を乗せた、単純明快な構造。管路、電路のたぐいも一切見られません。河川敷の管理道路を渡すために造られた、コストを抑えた橋といったところでしょうか。

くぐったところで魚探を見てみると、橋の下では3m台までふたたび浅くなり、橋を過ぎるとまたも深くなってゆくという、凹凸の激しい状態でした。

橋脚を避けて浚渫でもした名残りなのか、それともテトラポッドなど沈置物の影響で、むらのある洗掘が起こっているのか‥‥。いずれにせよ、可航域としての整備がされていないことを感じさせたものです。
撮影地点のMapion地図

(26年12月30日撮影)

(『最西端の狭水路・白子川…1』につづく)

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タグ : 新河岸川 橋の裏側

コメント

No title

こんばんは。
20年前に板橋の小豆沢公園のマンションに住んでいた時期がありまして・・新河岸川はすぐそばを流れていて新河岸大橋を渡って浮間舟渡の公園に子供を連れて遊びに行っていたことを想い出しました。水路から見上げる橋の風景は特別ですね!

Re: No title

>morizouさん
浮間ヶ池には、旧河道ということに惹かれて何度か行ったことがあります。水鳥たちも多く、楽しいところでした。お子さんが遊ぶにもよい環境ですね。
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