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釜口水門を訪ねて…5

(『釜口水門を訪ねて…4』のつづき)

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水面に近いテラスに下りて、前扉室を眺めて。背割堤は短く、右側の扉体が越流していたら吸い込まれそうで、ちょっと怖い感じがします。しかし、この狭い閘室にもぐり込んで、艇とともに3.5m下がるなんて、思うだに楽しそうで、ゾクゾクしますね!

写真には写っていませんが、山々に囲まれているせいか、テラスの柵はクモの巣がからみ、肘をつくにも気をつけなければならないほどでした。

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舟通しの巻上機室は、水門のそれと異なりほぼ倍の幅が取ってあり、どういうわけか窓枠や側壁はちょっと痛み気味。

堰柱はご覧のとおりアーチ状にくり抜いてありますが、ムクではなく、前面の壁一枚のみの、多分に意匠的なものです。

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さて、この舟通し、セルフ操作方式です。壁に赤青二色のパトランプを載せた箱があり、その下には鎖で下げた3本の操作用把手が見られますね。

利根川流域のそれなら、各所に説明板を掲げ、くどいくらいに操作手順と危険防止を訴えているのがつねですが、こちらはしごくあっさりと、把手に札が下がっているのみです。

162069.jpg舟通しの左側、軒を接するように建っている3階建ては、釜口水門管理棟。

この中には、「水の資料室・釜口水門展示室」が設けられており、観覧は無料とのこと。後でお邪魔してみましょう。




162070.jpgさて、もう少し舟通しのディテールを楽しんで、その後下流側からも撮ってみよう‥‥などと思っていたら、コンデジが突然のブラックアウト。シャッターは下りるのですが、どういじってもモニターが真っ黒なのは回復しません。

購入からまだ1年少し、取り扱いに落ち度があったのか‥‥。カメラを何代か乗り換えてきましたが、この手の故障は初めてです。ちなみに、この真っ黒画像はファイルに入っていたもので、やらせではありませぬ。

(26年11月30日撮影)

(『釜口水門を訪ねて…6』につづく)

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タグ : 釜口水門釜口水門舟通し閘門天竜川

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