諏訪湖の遊覧船…3

(『諏訪湖の遊覧船…2』のつづき)

162011.jpg銘板の掲げられた妻板の左右には、いくつか注意書きや案内などが額に入れられて並んでいるのですが、右側の一つに、本船の船舶国際証書がありました。これで諸元がわかるわいと、興味深く拝見。

99.51総t、船質FRP、1機・1軸、全長19.02m、全幅4.28m、深さ(これは喫水でなく、船体下面から上甲板まで)1.53m。我が木っ端ブネからすれば、結構な大船で、同じなのは船質と「汽船」という種別だけ。そう、動力のいかんを問わず、エンジンがついた船は今もって「汽船」に類別されるのです。


162012.jpg銘板の左側には、避難経路を描いた図がありました。略図ですが、これで大まかなレイアウトがわかります。船尾には開放式のデッキとお手洗い、窓際のスペースは救命胴衣の格納のためなのですね。

あっ、一階船室の前端に、「機関室」とある‥‥。 船首に近い位置にエンジンルームがあるということは、長々とシャフトが船尾まで伸びているということ。また、ドライブユニットは既成品でない、造船所のワンオフである可能性が高く、興味深く思ったものでした。

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もやいが解かれ、爆音が高まって、桟橋を後進で離脱。「竜宮丸」とお別れし、湖上一周の旅に出発です。

「竜宮丸」は親子(?)ともに、ちゃんとシッポも造りつけられているんだなあ。しかし、平水の遊覧船のつねで、二隻とも収容力重視で上部構造物が大きく、加えて頭やシッポがあるので、風の影響は相当なものでしょう。操船には、高い技量が求められるに違いありません。

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出港間もなく、先ほどから気になっていた、鳥居のある小島の横を通過。この小島、初島といって、何か由緒のあるものと思っていたら、戦後花火の打ち上げ場所として築造されたものとのこと。もっとも鳥居はだてでなく、諏訪大明神を祭神とする、初島神社がまつられているそう。

カメラを構えていると、いいタイミングで、水陸両用バスが初島の前にさしかかりました。日本水陸観光諏訪湖ダックツアーのもので、初島をちょうど一周するかたちで水上を走り、ふたたび上陸するのだそうです。

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貸し切り状態なのをいいことに、船室内をあちこち移動しては窓を開けて、首を窓から突き出して見回したり、写真を撮ったり。

稜線近くに風が出てきたのか、山腹にまとわりついていた雲が吹き払われ、青空ものぞいてきました。雨はいまだにぱらついてはいるものの、山間の湖上ならではの雄大な風景に惚れ惚れ。いいですねえ、山の迫る水辺は‥‥。

(26年11月29日撮影)

(『諏訪湖の遊覧船…4』につづく)

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タグ : 諏訪湖 諏訪湖観光汽船

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