11月2日の川景色…5

(『11月2日の川景色…4』のつづき)

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161022.jpg大曲の屈曲区間を曲がり切り、斜めに渡る新白鳥橋の、グレーに塗られた箱桁が迫ってきました。その向こうは、首都高が寄り添うパース画のような直線区間。

手前から中之橋、小桜橋、西江戸川橋と、塗色のみ違えた同一形の橋が並び、護岸もすっきりと整備されたこのあたり、都内の水路でもある種独特の景観といえるでしょう。高欄左側に取り付けられた、四角い鋼板のお飾り、塗装が少し痛んできたようで、そろそろ塗り替えどきかもしれません。

161023.jpgこのあたりを通るたびに、目線を吸い寄せられてしまうのがこれ。西江戸川橋上流の護岸に掲げられた、いにしえの川景色を描いたとおぼしきレリーフです。

ご覧のとおり、ちょっと残念な位置に排水口を切ってしまい、水垢がべったり‥‥。過去ログ「神田川最奥部…6」のころより、黒い部分がだいぶ育って(?)きたようですが、せっかくの立派なレリーフですから、何とかしてあげたくなりますね。

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石切橋を過ぎて直線区間が終わり、北へゆるく屈曲するあたりに架かっているのが古川橋。石切橋を含めて、上流へ向け掃部橋、華水橋と同じデザインの橋が続くさまは、先の3橋を含め、量産型土木構造物の見本市のよう。

可航区間終点まで、長らく続いていた架け替えと護岸改修もすっかり終わり、きれいになったのは結構なことですが、少々寂しくもありますね。ここ古川橋は、新白鳥橋から上流の可航区間では、同形式の兄弟橋が次々架け替えられる中、最後まで残った、昔ながらの鋼鈑桁橋だったからです。

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過去ログ「神田川最奥部…7」から、19年9月24日に撮った先代・古川橋の写真を再掲。両岸にはまだ、途切れ途切れに旧来の基礎護岸が残り、向こうには首都高の耐震補強のため、建てられた大規模な足場が見えます。

下路式鋼鈑桁橋‥‥桁と高欄が兼ねられる、いわばもっとも軽便な鋼桁橋といってよいでしょう。小石川橋もすでに改架され、可航部で戦前竣工のものは全滅した現状を見ると、この手の橋はやはり簡略なだけに、耐用年数も短いのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(26年11月2日撮影)

(『11月2日の川景色…6』につづく)

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タグ : 神田川

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