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外輪を見ていた午後…2

(『外輪を見ていた午後…1』のつづき)

159084.jpg「ミシガン」に乗り込んで桟橋を見下ろすと、陸上のスタッフが勢ぞろいし、手を振ってのお見送り。桟橋もご覧のとおりカラフルで、陽射しとあいまって明るい雰囲気にあふれています。

左手にもやう「ビアンカ」、高い目線から側面を見ると、乾舷より上部構造物の方が高い、内水船らしいスタイルが強調されて、さらに魅力的です。以前訪ねた、松島めぐりのフネブネ(『第三芭蕉丸の船旅…7』ほか参照)とも、相通ずるものがありますね。

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最大の楽しみは後にとっておこう‥‥などと、脳内でもったいをつけながら、まずは眺めのよい最上甲板へ。

159087.jpg風そして湖面も穏やか極まりなし、かといって靄がかかっているわけでもなく、視程もまずまずで眺望も佳しと、船行きにはいうことなしの好環境。

桟橋を離れて間もなく、大津港からも見えていた防波堤の近くを通過。表面は石組みで、一見古そうに見えますが、昔からあるものでしょうか。4分割された間には、なぜかアーチ橋が渡されており、堤上には噴水がいくつも設けられて、出港前も巨大な水柱を見せてくれていました。

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さて、この船に乗った目的はただ一つ。まあ、いうまでもありませんが、
外輪が見たいから。

しかも、ダミイなどでなく、ちゃんと外輪で推進しているここすんごく重要なので下線付き客船は、国内でこの「ミシガン」をおいて他にないと聞けば、外輪川蒸気好きとして、乗らずにおらりょうかと。
ダイナミックに水しぶきを上げるその姿だけでなく、動力として使用に耐える外輪の構造は? 運転中の音はどんな感じ? 振動はどのくらい? などなど、「生外輪」の全てに興味が注がれるのであります!

(26年9月21日撮影)

(『外輪を見ていた午後…3』に続く)

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タグ : 琵琶湖琵琶湖汽船ミシガン

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