大津閘門の周辺…1

(『世界最小水路の旅!』のつづき)

159054.jpg京津線の電車で蹴上を離れ、浜大津へ向かいました。前回乗ったのは、地下鉄と直通する前、蹴上のあたりも併用軌道区間だった時代ですから、もうずいぶん昔のことになります。

急勾配とカーブの続く峠道を抜けて、上栄町からは西近江路の道路上に。大きな電車が、道の真ん中をごろんごろんと徐行しつつ進む面白さ! 今や他ではなかなか味わえません。

159055.jpg
昼食もそこそこに、水運趣味スポットの探訪へ出発。まずは有名物件、琵琶湖疏水の東口にある、大津閘門です。

上流側、北国橋の上からご挨拶。大津閘門を紹介した写真にはよく見られる、いわば定番の角度ですが、やはり写真と実物では大違い。水気の沁みた石垣が描き出す、まろやかなカーブのたおやかさに、護岸上に茂る草木や、背景の山並みの緑がまたよく似合って、しっとりと落ち着いた雰囲気をかもし出していました。

159056.jpg
閘門を正面から。注排水はバイパス管でなく、扉体に設けられた小さなスライドゲートを開閉して行う方式。扉体表面、天地方向に延びるロッドの水面上に、スライドゲートの上端が少し見えていますね。ゲートの位置からして、ほぼ全開になっているようです。閘室内に水を通して、澱まないようにしているのでしょう。

扉体は、明治22年の竣工時からマイタゲートなのは変わりませんが、当初はヒノキ材の木製で、後に鋼製のものに更新したとのこと。ちなみに現在の扉体は、平成元年に新製されたものだそうです。扉室幅(ゲート径間)4.85m、閘室長12.73m、扉体間の有効長18.38m(『運河と閘門』より)。

159057.jpg
導水口である、制水門に至る石垣の曲面もこれまたいい感じ。

しかし、閘門の周囲は植込みの密度が濃く、その上厳重に柵がされており、柵に近づくと、今度は服にやたらと種をひっつける草(はがすのにひと苦労しました!)が茂っていたり‥‥と、間近に眺められるよい場所が、なかなか見つかりません。

159058.jpg仕方がないので、先に下流側、鹿関橋へ走ってゲートを観察。こちらも生い茂る木が邪魔をして、決してよくは見えませんでしたが‥‥。

おっ、視点が少し高いせいか、結構そそるディテールが見えますね! ちょっと遠いけれど、ズームでたぐり寄せてみよう。
撮影地点のMapion地図

(26年9月21日撮影)

(『大津閘門の周辺…2』に続く)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 琵琶湖疏水 大津閘門 閘門

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する