京都市動物園にて…2

(『京都市動物園にて…1』のつづき)

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というわけで、しばし水路から離れて、小さな遊園地の古びた風情を堪能することに。

おとぎ列車の機関車は、定番の北米古典型。運転台にはデンとモーターが露出し、中央三線式と併せて、いかにも模型的なのが嬉しくなります。ホームの上屋も味わい深いですね。結構な人気で、親子づれを乗せて、5分と置かずに頻発運行していました。ちなみに正式な呼び名は、「子供汽車」だそう。

159032.jpg「子供汽車」の踏切を越えて、園内へ。ご覧のとおり本当にこじんまりとしていて、箱庭を思わせるあたりさらに惹かれるものが。乗り物もおとなしいタイプばかりですので、小さなお子さん連れの方にはお勧めです。歩きまわって疲れたり、迷子になることもありませんから!

乗り物は、中央のテントにある自販機で「のりもの券」を購入して、直前に係の方に渡すシステム。券といっても紙ではなく、500円玉より少し大きめのメダルでした。

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で、ガツガツと観覧車に乗り込むと、いやもう、凄いのなんの! アングル材や帯金をボルト組みした、無骨そのものの構造美にほれぼれ。スポークの内側を眺めていると、遊具に乗っているというより、鉱山にでも運ばれていくような気にすらなってくるほど!橋梁や鉄塔とも、相通ずるものがありますよね。

写真左手にもちらりと見えていますが、櫓の上に載せたモーターから、ピニオンギヤでハシゴ状のスパーギヤ(『籠カナ』、『ピンギヤー』とも呼ばれるそう)を直接駆動しているようです。グリスの匂いがしてくるような、単純明快なメカニズム! ハートをわしづかまれたおっさんは、ただただ陶然となるばかり。

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ゴンドラの重さに加えて、我々の全体重を支えているのがこの軸受! オープンのゴンドラから、星霜を経た肌を間近に眺められるのも嬉しいのですが、この心許なさがまた何とも。当然ながら、ゴンドラの動揺を防ぐ装置は一切備えていないので、ちょっと体重を移動するだけで、実に景気よく揺れてくれます。くれぐれもお気をつけて。

帰宅後、「ニッポンの観覧車」(福井優子著・イカロス出版)をひもといてみると、昭和31年竣工の、国内でも二番目に古い観覧車なのだそう。やはり! このキカイ然とした魅力にあふれ、また小さいゆえの愛らしい姿、長く現役であっていてほしいものです。

159035.jpg観覧車の最高所から西側、京都市街を眺めて。

何分小さな観覧車ですから、鴨東運河を眼下に‥‥というわけにはいかず、チラ見程度ではありましたが、秋晴れの空の下に広がる、美しい街並みを楽しむことができました。

さて、下りに転じたところで、この小遊園地の園内に目を向けたら‥‥、
えらいモノを見つけてしまいました。
次回、水路のお話(というには微妙かも)に戻ります!


(26年9月21日撮影)

(『世界最小水路の旅!』に続く)

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タグ : 京都市動物園

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