朝潮運河に行ってみると…3
(『朝潮運河に行ってみると…2』のつづき)
●ちょっとだけ嬉しかったのは、この可愛らしいバージ(艀)に出会えたこと。第十一あかつきがもやっていた桟橋に、平べったい姿を横たえていました。
バージというと、だんびろで大きな図体のものが普通ですから、この「第二ふじ」の10mそこそこの小ささには、微笑ましい感じすらしました。
●船尾近くには、簡素なものながら、ちゃんと木製のラットと操舵席が設けられています。舷側に排気管が出ているところを見ると、エンジンが付いていて、自航できるのかもしれません。
プーリーやフェアリーダーらしきものが備えてあるので、ワイヤーやロープを繰り出すための船なのでしょう。業種を考えると、筏を組む番線を繰り出したりするのかな…などと、あれこれ想像がふくらみました。
●この日のような大干潮時には、あまり朝潮運河を通ったことがなかったので、月島側に広々と露出した砂洲を、珍しく眺めてしまいました。
水上に張り出した家屋を支える柱も、根元まですっかり露出して、いつもと違った雰囲気です。
●佃水門をくぐり、朝潮運河を出てほぼ正面、海洋大学のシンボルである保存船・明治丸を見てみると…。
あれっ、3本あるマストが全部、短くなっている!
修繕中かな? まさか解体ではありますまいが、やはり2ヶ月ぶりに水路に出ると、驚かされることが多いですね。
【撮影地点のMapion地図】
●櫓の練習もしたかったのですが…小雨が降ったり止んだりと、天候もあまり好転しないので、今年の初航行はこれにて切り上げ、帰途につきました。
帰り道、豊洲運河の護岸工事現場では、お気に入りの小型曳船の一隻、第十七富士(過去ログ『3月23日の曳船たち』参照)に出会い、ちょっとトクした気分になれたのは幸いでした。
(21年3月1日撮影)
(この項おわり)

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バージというと、だんびろで大きな図体のものが普通ですから、この「第二ふじ」の10mそこそこの小ささには、微笑ましい感じすらしました。

プーリーやフェアリーダーらしきものが備えてあるので、ワイヤーやロープを繰り出すための船なのでしょう。業種を考えると、筏を組む番線を繰り出したりするのかな…などと、あれこれ想像がふくらみました。

水上に張り出した家屋を支える柱も、根元まですっかり露出して、いつもと違った雰囲気です。

あれっ、3本あるマストが全部、短くなっている!
修繕中かな? まさか解体ではありますまいが、やはり2ヶ月ぶりに水路に出ると、驚かされることが多いですね。
【撮影地点のMapion地図】

帰り道、豊洲運河の護岸工事現場では、お気に入りの小型曳船の一隻、第十七富士(過去ログ『3月23日の曳船たち』参照)に出会い、ちょっとトクした気分になれたのは幸いでした。
(21年3月1日撮影)
(この項おわり)

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コメント
No title
Re: No title
>lonechuckさん
そうでしたか。日本最古の鉄船(鋼船ではなく)だそうですから、維持管理もご苦労が多いことでしょう。
一度、旧商船大のころに中を見せてもらいましたが、もとお召し船だけあって、内装は見事なものでした。お化粧直しされた姿を見るのが、楽しみですね。
そうでしたか。日本最古の鉄船(鋼船ではなく)だそうですから、維持管理もご苦労が多いことでしょう。
一度、旧商船大のころに中を見せてもらいましたが、もとお召し船だけあって、内装は見事なものでした。お化粧直しされた姿を見るのが、楽しみですね。
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明治丸は、今年から修復工事に入っているそうです。
3本あるうち1本は折れていたそうですが、今回は全体的に修復するようです。
きれいになった明治丸を楽しみにしていますよ♪