TBS「ゴロウ・デラックス」に…

155026.jpgTBSテレビ「ゴロウ・デラックス」に、「東京水路をゆく」の著者として出演させていただきました。「ゴロウ・デラックス」は、話題の本を「課題図書」として採り上げるとともに、その著者の方がゲストとして登場する「ブックバラエティ」と銘打った番組。出演された著者はもちろん、その道の大家や有名な方ばかりです。

ほとんど話題になったこともなく(版元様申しわけございません)、しかも上梓以来、はや4年も経った本を紹介していただけた上、作家でも何でもないいち水路バカにお声掛けくださるとは、まったく勿体ないかぎりであります。以下御礼かたがた、緊張に暑熱も加わり汗だくの、撮影当日のスナップを紹介させていただきます。

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うだるような猛暑の中、降り立ったのは京急北品川駅。京急といえば赤い車体に白の帯、片開き扉が当たり前と思っている年齢なので、写真の電車が撮れて、まずは幸先良しと脳内でニヤリ。踏切を渡って、集合場所である天王洲運河畔へ向かいます。

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これからのことを考えて、早くも緊張し動悸が高まるものの、眼前に水路風景が広がったのを見て、とりあえず眺め回してみたくなるのは水路バカの業というもの。

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少し移動して、橋の上からもう一枚‥‥。

目黒川の旧河道である、天王洲運河の最奥部。屈曲が風を防いでくれる、船溜としては理想的な環境で、多くの釣船や屋形船がもやう、いわば船宿街といってもよいところです。林立する河岸棒が水鏡に姿を映し、水面をついついと稚魚の群れが泳ぎ回る、静かな「品川湊」の風景にうっとり。

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橋の上から岸に戻ってみると、あれっ? 高欄はアルミ製の最近のものだったので、古い橋だとは思えなかったのですが、親柱が何か違う‥‥。

えええ、「大正十四年九月竣功」! 震災復興橋と同世代の橋だ!

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泡を喰って側面を見てみると、橋脚こそ更新されているものの、リベットばりばりの鋼鈑桁橋! う~ん、意外な伏兵(?)にすっかり嬉しくなり、お陰で緊張も少しほぐれたような。

橋の名前は、北品川橋。後で平井社長にうかがったところでは、旧河道の水路が、現在の目黒川に貫通していたころから架かっている橋で、老朽化から架け替えも取りざたされているとのこと。いや、眼福でありました!

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早く集合場所に行けばよいのに、古い橋との出会いに欲が出て、あとちょっとお散歩と、旧河道に沿って南へ。

水路が途切れたあたりは、旧河道敷を利用した小公園になっていて、鯨塚もあるなど、品川湊の歴史を感じさせました。明治時代には、隅田川に鯨が迷い込んでくる、なんてこともあったそうですから、湾奥のここで鯨が捕れたのもうなずけますね。

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公園から見た、水路の本当の最奥部。パースがついたように先細りになっていますが、奥まで余さず船溜として利用されているあたり、船宿街らしい水路風景であります。

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ここでようやく、集合場所へ到着。船宿平井、そう、分水路ツアーのときにもお世話になった、あの平井さん! また平井実社長とご一緒できて、本当に嬉しいです。

155035.jpg店内にお邪魔して、待合室に入ると、おお、これは懐かしいラック式のコカコーラベンダー! しかも錆一つなく、ピカピカなのがいいですね。古い自販機のたぐいに弱い船頭としてはツボで、許可を得て一枚撮らせていただきました。レプリカではなく、飲食店で使われていた本物だそうです。

電磁石でビシッとラッチが開き、ビンを一本づつ取り出す、コレの自販機タイプもあったなあ、などと話しながら、ふと待合室のマガジンラックを見ると‥‥。
拙著が常備してある(泣)! 社長、ありがとうございます‥‥。



155036.jpgまだ木の香がする真新しいテラスで、スタッフと打ち合わせ。フネブネひしめく船溜が一望でき、右手奥には北品川橋の側面もばっちり眺められるという、その筋にとっては特等席といってよいところ。

しかし、暑い‥‥。日ごろの不精がたたってすでに汗だく、いや、アガリ症の油汗に、緊張しての冷汗も加わっているのか、すでに、とても人様にお目通りがかなう風体ではありません。

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出演者の皆さんと乗る船は、これも分水路ツアーのときと同じ、第十五平井丸。いつもはスタジオに鎮座している金のダルマさんも、すでにスタンバイ。暑い中、スタッフの皆さんが機材を積み込んだりと、準備に大忙し、本当にご苦労さまです。

準備が整うと、間なしに稲垣吾郎さん、外山 惠理さんが到着。お二人に挟まれて座るという、心臓が口から飛び出しそうなポジションで、汗だくを加速させつつ出港であります。

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途中、昔の江戸前でいう「ウロ舟」、船で売りに来るアイスキャンデー屋さんに横付けされたり、言問橋簡易船着場で上陸したりと、なかなか体験できないイベントもあり、楽しみにはしていたものの‥‥。
緊張でアイスはひとかじりしかのどを通らず(ごめんなさい)、船着場のテラスでは、吾郎さんをひと目見ようと、橋の上や河畔のビルは黒山の人だかりで、衆人環視でさらにドキドキ‥‥と、まあアガリっぱなしで気のきいたこともいえず、ひたすらちぢこまっておりました。はい。

ところで、写真の言問橋駒形橋簡易船着場、前日のロケハン時に気づいたのですが、どういうわけだかフェンスに囲まれて、遠目にはまるで工事中のようです。何か理由があってのことでしょうが、せっかくテラスや柵を小ぎれいにあつらえたのですから、安全上のこととしても、惜しいですね。

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これもロケハン時、大横川での撮影風景。どこまで放送されるかわかりませんが、茂森橋は紹介してもらえるかしら。

毎度のことではありますが、アガり癖は相変わらずで、後から思い返すと説明を思いきり間違えていたような、あらぬことを口走っていたような‥‥。何ともはやお恥ずかしいかぎりで、この場をお借りしてあらかじめお詫びいたします。

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日本橋船着場で出演者の皆さんとお別れし、夕暮れが迫る日本橋川を下って。緊張が一気に解けてホッとしたところで、船尾のコンソールで平井社長と一服しながら品川湊へ帰港。第十五平井丸の出艫って、妙に落ち着くんですよね。また乗りたいなあ。

お役に立てたのかどうか不安ではありますが、貴重な体験をさせていただき、またありがたいことに拙著を大きく取り上げていただけて、濃厚かつてんこ盛りな一日でした。出演者の皆様、スタッフの皆様、乗り組みの皆様、大変お世話になり、ありがとうございました!

(26年7月20日・21撮影)

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タグ : 天王洲運河 隅田川 大横川 日本橋川 ゴロウ・デラックス TBS

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