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朝潮運河に行ってみると…2

(『朝潮運河に行ってみると…1』のつづき)

2036.jpg晴月橋の橋脚は、ご覧のとおり、クリーム色の素材でくるまれていました。

橋脚の耐震補強工事は、いくつか見てきましたが、このような補強の方法は初めてです。FRPコーティングをしたように見えましたが、いかがでしょうか。

2037.jpg驚かされたのは、この小屋付き桟橋が、ホンモノの丸太を組んだ、筏の上に乗っていたこと。

潮位27cmの干潮のおかげで、潮の引いた砂州の上に桟橋が座り込み、水面下に沈んでいた筏が、あらわになったのです。

さんざん通っていたにもかかわらず、初めて見る光景です。
ここに所属する曳船たちは、筏を組んだり、曳航したりするのが仕事ですから、らしいといえばそうなのですが、ひとかかえはありそうな、丸太の太さにはびっくりです。水に浸かりっぱなしで、何年くらい朽ちずにもつものなのでしょうか?

2038.jpg晴月橋の向こうの船溜…。愛しのあの船は…やはり、姿が見えません。

悪い予感が的中して、すっかり寂しくなってしまいました。そればかりか…。



2039.jpg賑やかにもやっていた小型曳船たちも、ほとんど姿を消しており、写真の「第二豊丸」一隻という状況で、寂しさに拍車がかかってしまいました。

みんな、どこへ行ったのかなあ…。工事が終わったら、戻ってくることを祈っています。

2040.jpg「水路をゆく」の記事が、障害復旧中で落ちているので、愛しのあの船の写真を掲げておきますね。昨年12月30日に撮ったものです。

改めて紹介すると、名前は「第十一あかつき」。海上に浮いた原木を集めて、筏に組むための作業を受け持つ、ローターリーボートという特殊な機構を持った船で、キャブの直下に、360°回転するドライブがついています。

前後を圧縮されたような、丸みのある可愛らしい外観に惹かれて、旧ブログではすでに何回か紹介しましたが、最近は使われていないのか、方々に錆の浮いた、痛々しい姿になっていました。
廃船にされたりしないで、元気に生き延びていてほしいです…。
撮影地点のMapion地図

(21年3月1日撮影)

【22年8月23日追記】第十一あかつきについては、過去ログ「究極の曳船! 第十一あかつき」「ロータリーボートだった! 第十一あかつき」ほかを参照ください。

(『朝潮運河に行ってみると…3』につづく)

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タグ : 朝潮運河第十一あかつきロータリーボート曳船

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