「赤運河」の日…2

(『「赤運河」の日…1』のつづき)

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汐見運河に入って東航、振り返ると、水面が茶色いだけに、白い航跡がよりくっきりと映えていました。ブルーインパルスの曲技飛行みたいに、航跡で水面に何か描けそう‥‥などと、妄想があらぬ方向に。

以前の繰り返しになりますが、喫水線が茶色く染まるということはなく、水もドロッとしているわけではなくて、さらさらのまま。まあ、色以外は、普段と変わらないわけです。
撮影地点のMapion地図

151054.jpg実は、午前中のマリーナで出港前に、水が茶色く染まってゆく過程らしき瞬間を、偶然観察することができたのです。少し高いところから水面を見ていたら、広い範囲に渡って、茶色い煙がもくもくと深い方から湧き出し、水面近くへとたちのぼっているように見えました。

「煙」の湧きだす様子が見えたということは、その時点で水の透明度は、そこそこあったということになります。この日は割と暑い日でしたから、急に気温が上がったことで、代謝の緩い運河内の水に変化が生じ、藻類の爆発的な発生に結びついたのかしら、と素人考えしています。

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しつこいようですが、操舵席からすぐ下の水面も。まあ、本当に感心してしまうほど見事な染まり具合で、何やらおいしそうにすら見えてしまうことも。

ふと、濃い色は熱や光を吸収するので、照り返しでチリチリするのや、まぶしさが少しやわらいで、お肌や目には優しいかも‥‥。などと、「赤運河」のいいところを、懸命に考えている自分に気づかされました(気づかされたからどうなのだと)。

151056.jpgええ‥‥馴染みの水路がたまに見せてくれる、いつもと違った貴重な一面ということで、純粋に興味を惹かれているわけです。見慣れた運河畔のクレーン付き上屋も、赤運河の日に眺めると、まるでよその土地に来たようで、また乙(?)なもの。

プランクトンのたぐいが爆発的に増えたのなら、素人的には、水中が酸欠状態(? 植物系のそれだと逆かな)になってもよさそうに思えるのですが‥‥。見たかぎりでは、魚が浮くなど、その手の剣呑なシーンは全く見られず、水の色以外は、至って普通なのでした。

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京葉線の橋をくぐったあたりから、水の色は次第に薄まり、イグアナクレーンを望むところまで来ると、もはや「赤運河」の片鱗もなし! 不思議なものです。

このあたり、真水の流れる経路や、海水濃度との関係など、興味をそそられますね。「大横川南支川と、平久川から供給される隅田川の水が、汐浜運河を東流してここに流れ込んだからかな?」などと、素人の妄想は広がるばかり。赤い水を作りだす藻類(かどうかはわかりませんが)のことも含めて、研究されている方はおられるのかなあ‥‥。

(26年5月3日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 汐見運河 イグアナクレーン

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