夕暮れの運河風景…2
(『夕暮れの運河風景…1』のつづき)

●港内に入って、横浜の街に目を向けると、陽はすっかり傾いて街並みは雲の影に沈み、水面に光のラインを作っていました。まさに、秋の日はつるべ落とし。
日没まであと1時間半を切ったこともあり、しぶきがかぶるのも構わず、行き足を緩めずに京浜運河をひたすら東航。西日を浴びた扇島火力発電所の煙突は、なぜか煙を吐いていませんでした。

●飛ばした甲斐あって、20分ほどで大師運河に到達。オレンジ色のLPGタンカーが、夕陽を浴びてさらに色濃く朱に染まった美しさに、「おっ」と目を惹かれたものの、ゆっくり眺めるいとまもなく、さらに前進です。
●多摩運河に入ったのは、ちょうど16時。静かな水面の向こうに、夕陽を反射させた浮島橋と、その上に重なる首都高の高架を見たときは、正直ホッとしたものです。
これで、視界が利く間に多摩川の澪筋を抜けられる! もっとも、写真は明るく写ってはいるものの、水面はすでに夕闇が迫り始め、行き交うフネブネも、灯火を点灯させているものが多くなってきました。我が艇もマスト灯・両舷灯を点け、久方ぶりの薄暮航行となりました。
●海老取運河を抜けたところで、しぼったスロットルをふたたび倒し、飛ばしに飛ばして京浜運河北口を出ました。多摩運河からここまで38分、のんびり屋の我が艇としては、新記録かもしれません。
薄暮の船行きはめったにないことでもあり、夜を迎えつつあるレインボーブリッジを背景に、点灯するマスト灯を一枚。寒さが身に沁みた帰り道ではありましたが、夕陽を浴び、また夕闇に沈みゆく運河畔も、日中とはまた違った味があるなあと、再認識したことではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(25年11月1日撮影)
(この項おわり)

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日没まであと1時間半を切ったこともあり、しぶきがかぶるのも構わず、行き足を緩めずに京浜運河をひたすら東航。西日を浴びた扇島火力発電所の煙突は、なぜか煙を吐いていませんでした。

●飛ばした甲斐あって、20分ほどで大師運河に到達。オレンジ色のLPGタンカーが、夕陽を浴びてさらに色濃く朱に染まった美しさに、「おっ」と目を惹かれたものの、ゆっくり眺めるいとまもなく、さらに前進です。

これで、視界が利く間に多摩川の澪筋を抜けられる! もっとも、写真は明るく写ってはいるものの、水面はすでに夕闇が迫り始め、行き交うフネブネも、灯火を点灯させているものが多くなってきました。我が艇もマスト灯・両舷灯を点け、久方ぶりの薄暮航行となりました。

薄暮の船行きはめったにないことでもあり、夜を迎えつつあるレインボーブリッジを背景に、点灯するマスト灯を一枚。寒さが身に沁みた帰り道ではありましたが、夕陽を浴び、また夕闇に沈みゆく運河畔も、日中とはまた違った味があるなあと、再認識したことではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(25年11月1日撮影)
(この項おわり)

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