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英艦「デアリング」来航

138001.jpg本日午後は、英駆逐艦「デアリング」が晴海に入港するとのことで、珍しい英国艦、しかも新鋭のステルス型が拝めるとあって、物見高く出かけてきました。

穏やかな晴天の下、晴海埠頭に近づくと、かなり遠くからでも、あの特異なマスト(?)が目立ち、隣接の駐車場に入るクルマの人たちも、指をさして顔を見合わせたりと驚いている様子。車列の向こうに、ニュッと突き出た塔の上の坊主頭、かなりシュールな光景ですね。
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さっそく、艦船ファンや見物客で賑わう、2階デッキに上がって一枚。この思い切りのよい、凹凸を廃した単純明快なフォルム! 「未来の軍艦」がそのまま具現化したような形に、息を飲む思い。明るめの塗装も、外国艦らしさを感じさせてよいものです。

岸壁上では、大型クレーン車が腰を据えて、何やら盛んに搭載…いや、荷降ろしでしょうか、忙しく立ち働いていました。

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何よりこの、マストというか塔状構造物に、目線が吸い寄せられてしまいます。ネギボーズか、はたまたこけしか、何かを連想させずにはいられない、えもいわれぬ造形。

てっぺんに載った丸いレドーム、正面がわずかに平らになっているのが写真でも見て取れますが、固定されているのではなく、ドームごとぐるぐる回るんだそうです。ますますヘンだ!

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備砲のケーシングも、ステルス型らしい角張った形。よく見ると砲口栓に、ちゃんと紋章が入っていますね。

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艦橋の正面中央にも、紋章が掲げられていました。この艦固有の紋章なのでしょうか。艦橋の窓が、海自のそれにくらべて大きく、眺望がよさそうに見えました。単に艦橋が小さく、相対的にそう見えただけかもしれません。

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「デアリング」の前方、客船待合所横にもやうホストシップは、護衛艦「てるづき」。就役間もない最新の護衛艦ですが、「デアリング」を見た後では、ずいぶん武骨で、しかも古風に感じられたものです。ゴツゴツして強そうなのは、頼もしくて好きなのですが…。

この型の艦で、特に好きなのはマスト。レトロフューチャーぽいというか、機能てんこ盛りな感じがして、惹かれるのです。

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砲が主役の時代はとうに過ぎ去ったものの、ぐっと仰角をかけた砲身はやはり、頼もしく感じられていいですね。

日英の最新艦が並んだとあって、水上バスや観光船の上からも、カメラを構える人が多く見られ、注目を浴びているようでした。

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後部のヘリ甲板では、紅白の幕がめぐらされ、模擬店がいくつか設けられて、隊員の皆さんが忙しく走り回っていました。英艦の歓迎パーティーを準備しているのですね。

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艦中央部、前後の上部構造物が途切れるあたりには、クリスマスツリーも。

その上に目線を移動させると…。

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電飾とともに、縄梯子をよじ登る三人のサンタさんが! 細やかなおもてなしの心遣いが感じられて、ほっこりとした気分になったことでした。


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タグ : 春海運河護衛艦軍艦

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