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11月1日の運河風景…3

(『11月1日の運河風景…2』のつづき)

137011.jpg多摩運河唯一の橋、上を首都高川崎線が2段で通る浮島橋をくぐっている最中に、列車の刻むジョイント音と、ピィーッと機関車の汽笛が。めったに出会わない、貨物列車が通過しているんだ!

くぐりざま、あわてて振り返りカメラを構えると、残念ながら列車は通過した直後。かろうじてタンク車の連なる最後尾をとらえたにとどまりました。悔しそうなわたしの顔を見て、M艇長、「残念でしたねえ」とニヤリ。

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多摩運河西口、小島町側にある工場の桟橋(Mapion地図によると『川崎シーサイドアスコン』)では、本船が接岸し、岸壁上のクレーンがブーンとグラブを振りまわして荷役中。

船名は「第百三十六鳳生丸」…う~ん、今まで見た中で、この船が一番のインフレナンバーかも。

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その対岸、夜光1丁目の旭化成ケミカルズ川崎製造所を、十字流から眺めたところ。

こうしてパノラマ写真風に天地を狭くトリミングしてみると、プラントや煙突の林立する右側から、球形タンクの並び、本船の接岸する左側まで、じっくりと眺めて味わいたくなるのですから、不思議なものですね。

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京浜運河を西航するたび、強烈な形で意識を吸い寄せられてしまうのがこの、三井埠頭のアンローダー。

以前、「京浜運河地帯に拾う…4」で眺めたときとは違い、陽射しを浴びてオレンジ色の塗装が美しく輝き、なかなかよい表情でした。

137015.jpg日清製粉のサイロの前にさしかかると、黒い船体の曳船が2隻東航してきて、接岸しているグレーの本船の前で行き足をゆるめました。

動きからして、どうやら本船の離岸作業に入るようですね。周囲を見回して、接近する他船がないことを確かめてから、お邪魔にならないよう運河中央へ大きく避航します。
撮影地点のMapion地図

(25年11月1日撮影)

(『11月1日の大岡川…1』につづく)

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タグ : 多摩運河京浜運河曳船

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