京浜沖波高し…2
(『京浜沖波高し…1』のつづき)
●鶴見航路、鶴見つばさ橋を右舷正横はるかに望むところまで来ました。これだけ沖合を走っていても、橋の主塔がはっきり見えるのですから、風が強いのもむべなるかな。
彼方に小さく写っているのは、鶴見航路を出港してくる自動車運搬船でしょうか。

●波の突き上げに辟易しながらも、洋上にある本船を眺められるのは、やはり楽しいもの。これは前部マストに黒球を掲げているので、碇泊船ですね。右舷の錨鎖が伸びており、船首が風上に向いているので、単錨泊であることがわかります。
左舷、沖を眺めると、沿岸寄りのこちらよりさらに波頭が白く、俗にいう「ウサギが飛ぶ」厳しい海況。木っ端ブネで東航したら、5分とたたずにスプレーでずぶ濡れなのはもちろん、間断なく続く突き上げで、フライパンの炒り豆みたいになってしまうことでしょう。
●海路をたどること1時間10分あまり、三菱重工横浜製作所のクレーン群に近づいてきました。ああ、ここまで来ればもう一息、あと少しでこの苦行(?)から抜け出せる! まったく、川や運河ばかりで大きな顔をしていると、ちょっとした波でも文字どおり、打ちのめされてしまうものですね。
我が木っ端ブネと小心船頭が、心待ちにしているものとは、もちろん水路、波静かな平水域のふところと決まっています。

●南本牧運河が見えてきた! 「南本牧運河を通る…1」で初訪して以来、2年ぶりの通航。斜張橋・南本牧大橋を目標に、跳ねまわる艇首を当て舵で抑えながら接近。
あれ? 前回よりだいぶ、入口が狭まっているような気が…。まさか、埋め立てでも始まったんじゃないでしょうね?
【撮影地点のMapion地図】
(25年9月28日撮影)
(『南本牧運河ふたたび』につづく)

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彼方に小さく写っているのは、鶴見航路を出港してくる自動車運搬船でしょうか。


左舷、沖を眺めると、沿岸寄りのこちらよりさらに波頭が白く、俗にいう「ウサギが飛ぶ」厳しい海況。木っ端ブネで東航したら、5分とたたずにスプレーでずぶ濡れなのはもちろん、間断なく続く突き上げで、フライパンの炒り豆みたいになってしまうことでしょう。

我が木っ端ブネと小心船頭が、心待ちにしているものとは、もちろん水路、波静かな平水域のふところと決まっています。

●南本牧運河が見えてきた! 「南本牧運河を通る…1」で初訪して以来、2年ぶりの通航。斜張橋・南本牧大橋を目標に、跳ねまわる艇首を当て舵で抑えながら接近。
あれ? 前回よりだいぶ、入口が狭まっているような気が…。まさか、埋め立てでも始まったんじゃないでしょうね?
【撮影地点のMapion地図】
(25年9月28日撮影)
(『南本牧運河ふたたび』につづく)

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タグ : 南本牧運河
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