松江堀川めぐり…14

(『松江堀川めぐり…13』のつづき)

米子川を半ばまで進むと、左に見えてきたのは、堀に面した喫茶スペースを持つスーパー、ラパン。平成8年に建て替えた際、水面への眺望を確保した造りとしたところ、折りよく2年目から堀川遊覧がスタート。ここで行きかうフネブネを眺めながら、のんびりお茶をするのも楽しいでしょう。

松江市は観光を重視しているだけあって、景観条例があり、堀川沿いも、派手な広告は厳しく規制されているとのこと。なるほど、どの堀からの眺めも、すっきりと落ち着いて見えるのは、広告の看板が少ないせいもあるのですね。
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この先米子川の流頭部まで橋はなく、静かな住宅地が続きます。前回も触れたように、堀に面した庭を持つ家も見られるのですが、あまりお他人様の庭先を、ジロジロ眺め回すのも考えもの…。

と思っていたら、ある家の庭から、ものすごい生え方をしている松を発見。脚立が立てられているところを見ると、いよいよ堀から棒でつっかえなければ、倒れてしまうようです。これは思わず目線が吸い寄せられました。
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くだんのお宅に近づいてみると、護岸の上や縁側には、お人形やぬいぐるみが並べられて、明らかに遊覧船のお客を意識している雰囲気…。
しかも、ガラス戸には「手を振れば 一期一会の旅人も 手を振り返す 堀川の舟」と一句が掲げられています。私、こういうおもてなしには非常に弱いんです! 胸が熱くなりました。

船頭さんのお話では、「このお宅のご主人はとても堀川遊覧船に協力的で、休日には縁側に出て、お客さんに手を振ってくださるんです」とのこと。次回はぜひ、お会いしてみたいものです。
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米子川の岸には、ほとんどの区間に渡って、丸木を打ち込んだ土留めが施され、花などが植えられていますが、写真のようにところどころ、いわくありげな石積みの凸部が見られ、興味をそそられます。

船頭さんは気持ちを見透かしたように、「左の母衣町は、昔武士の住んでいた地域で、石垣は船着場の跡です」と、説明してくれました。一見、平凡な都市河川の中に、さりげなく遺跡が顔を出しているのが素敵です。
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大きな栴檀が、覆いかぶさるように枝を伸ばす一角を過ぎると、米子川の終点です。

北堀川との丁字流を左へ曲がり、堀川めぐりはいよいよ、最終コースへ…。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…15』につづく)

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タグ : 松江 堀川 米子川 北堀川

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