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松江堀川めぐり…13

(『松江堀川めぐり…12』のつづき)

船着場のように見えたここは、城東地区緑地公園というそうで、堀沿いの細長い土地を利用して造られた、親水テラスつきの公園です。遊覧船就航からしばらくして、堀川めぐりにふさわしい景観をとの声があり、従来からあった児童公園を改修したものだとか。

古風な家並みの見えるテラスの階段には、鉢植えが並べられて、清掃も行き届いているようです。船頭さんのお話では、花壇や鉢植えの手入れ、公園の清掃は、ご近所の有志の方によるとのこと。地元を挙げて、堀川観光に取り組んでいるさまがうかがえました。
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前方に、木造風にあつらえた反り橋が迫ってきました。新米子橋です。
イヤ、しかし、この桁下の低さ! まさに、すり抜けるという言葉がピッタリの小橋ですね。

ちなみに、橋の名前にもなった米子町は右手にあり、その名のとおり、松江城築城時に、米子から呼び寄せた職人が住み着いた町だそうです。
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緊迫のすり抜けシーン(笑)。平成3年の竣工だそうですが、反り具合といい、こじんまりとしたサイズといい、バランスの取れた格好の良い橋です。
ふと、「何らかの理由で、水位が少しでも上がったら、くぐれない橋が出てくるのでは?」…という疑問を抱いたのですが、帰宅してから本を読んでみると、なるほどと思わせる記事がありました。

夜来の雨で水位が高すぎたり、逆に低すぎて航行に支障がありそうな場合は、宍道湖からの浄化用水をポンプアップしている末次ポンプ場に、堀川めぐりの乗船場から、電話で要請があるのだそうです。
ポンプ場では、テレメーター水位や、気圧の変化まで勘案して、水門やポンプを操作して導排水し、水位を調整しているのだとか。水郷十六島同様、裏方さんの働きによって、水位が保たれているのですね。
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米子町のこのあたりは、アパートやマンションが並んでいます。どれもベランダを堀に向けており、なかなか日当たりはよさそう。この対岸には、サンルームや庭を堀に向けて設けた、素敵な家もありました。米子川は、沿岸の人々に愛されているようですね。

この幅の狭さが、水路バカとしてはまことにイイ感じなのですが、かつての米子川は、幅が現在の倍以上あり、左右の岸は、それぞれ明治維新後と終戦直後に、埋め立てられたのだそうです。
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こ、この装飾過剰というか…お気遣いはありがたいのですが、結果的に微妙な雰囲気(失礼)になってしまった橋は、米子橋。桁を羽目板で覆い、銅板葺きの屋根や格子まで作り付け、橋脚も板でケーシングと、涙ぐましいお化粧ぶりで、そのいじましさに涙しました(笑)。

もっとも船頭さんによれば、現在架け替え工事が進んでおり、この一生懸命な姿も、間もなく見られなくなるとのこと。う~ん、実は古くて、貴重な桁橋だったのかなあ…。裸になった姿も、見てみたかったです。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…14』につづく)

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タグ : 松江 堀川 米子川

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