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新川畔をお散歩…1

130001.jpg8月4日は、江戸川区の新川を初めて訪ね、軽くお散歩してきました。
何分閉塞水面のこととて、自艇で通れないのが災いしてつい後回しになってしまいましたが、小名木川に続くかつての沿海運河の一つ、内川回しのメインラインとあれば、関心がわかぬはずはありません。

沿岸全てを歩きたいところでしたが、この猛暑とあってさすがに今回は控え、スポット的に見て回ってきました。

最初に訪ねたのは、中川と接する新川西水門広場。旧水門の堰柱を1本だけ保存しつつ、周囲を水辺の公園として整備したものです。

江戸時代の火の見櫓を模した展望台が名物なのですが、残念、工事中で登ることはできませんでした。右に見えるツタで覆われた柱が、保存された新川西水門の堰柱です。

130002.jpg
公園に入って、まず目を引かれたのがこの西水門橋。ラティス桁というのでしょうか、アングルを×に組み合わせた、古典味を感じさせるスタイルが佳し。こげ茶の塗装もよく似合っていますね。

一見古そうに見えるこの橋、平成19年3月に竣工したとのこと(えどがわ区民ニュース『西水門橋完成記念式典』参照)。しかも元々ここには橋がなく、全くの新設橋なのだそうです。あまり見られないこの形式が、選ばれた理由を知りたいものですね。

130003.jpgううう、お初というのに、あまりうまく撮れなかった…。橋詰から東側を眺めたところ。水面上に開けたこの空の広さを見ると、いかにも江戸川区に来た! という気持ちが盛り上がります。

「千本桜」を名乗るだけあって、実に濃厚な桜並木、白木の柵を設けたテラスが消失点まで続く、胸のすくような水路風景。いや、自艇で走ってみたくなりますねえ。閉塞水面であることが、本当に惜しまれます。

130004.jpg新川西水門広場の入口は、西水門橋の北詰、取付け道路の下をくぐるトンネルです。白木の門や柵、掲示板も屋根が銅板ぶき風と、全体的に和風味の造作。

火の見櫓の展望台は、すっぽりとネットをかぶって、外観すら拝むことができません。この上から新川を眺めるのを、楽しみにしていたのですが…。




130005.jpg
トンネルを出たところで、新川排水機場の裏側が視界いっぱいにドンと。中川から見た表側はおなじみですが、いつもながら、裏に回って眺めるというのは新鮮です。

盛大に水が吸い込まれているのを想像していたら、この時点ではポンプを運転していなかったのでしょう、水面はいたって静かでした。
撮影地点のMapion地図

(25年8月4日撮影)

(『新川畔をお散歩…2』につづく)

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タグ : 新川新川排水機場

コメント

No title

こんにちは!

いつも拝見させて頂いております。

新川綺麗になりましたね。

新川は西葛西に住んでいたころに一度だけ釣りをしたことがあります。

以前はドブ川で酷く錆びた矢板が顔を出していたりと最悪な状況でした。

都内の河川や運河は整備されて、次々と綺麗になっていくのは喜ばしい事です。

Re: No title

>ZANさん
今回は見損ねてしまったのですが、川蒸気・通運丸のブロンズ模型も飾られているとのことで、運河として賑わった歴史を思い起こさせる、素敵な河畔の公園になっていました。
実は、川があまりきれいでなかった時代のことに、大いに関心があります。実用の運河として多くの船がいきかった、最後の時代でしたから…。

おはようございます

今日のブログランキング見て訪問しました。
”お隣さんなのでご挨拶よろしくお願いします”

船から見る景色もいいですね、大阪だとアクアラインですけど、あと眼鏡橋のした通る渡し舟も乗るのが好きです。

Re: おはようございます

>友遊クラブさん
恐縮です。大阪市営の渡船群、まだ乗ったことがないので、いずれ機会があったら体験してみたいですね。
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