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安宅丸に乗って

128001.jpg都観光汽船の運航する和船型遊覧船、「安宅丸」に乗ってきました。

この船に対する思いのたけ(でも何でもない)は、すでに「コレジャナイ安宅丸!」にぶちまけたので繰り返しませんが、トライアル中に出会ってから2年余り、ようやく体験する機会を得て、短時間ながら楽しんできました。

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128003.jpg日の出桟橋の水上バス乗り場で待つことしばし。出発5分前に係の方に案内されて、並み居る水上バスにくらべるとひときわ大きい、安宅丸のもやう桟橋へ。

間近に見えるとあって、やはり気になってしまうのが、下貫木に擬したホルダーにぶら下がるストックアンカー。このタイプを主錨にしている船は少ないので、珍しさからまじまじ見入ってしまいます。


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128005.jpg出入口と同じフロアの船室は、座卓と座布団が用意されたお座敷でした。こちらへの回航時に改装したのか、畳の色もまだ若々しく、清々しい感じがします。

天井を見上げると、格子の中に花が描かれていて、いつもお参りしている神社の拝殿を思い出させるものが。木部が黒塗りのせいか、思ったより落ち着いた雰囲気。長時間乗っていられるなら、ここでごろりとお昼寝でもしたくなりますね。

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とはいうものの、船内にじっとしていられないたちですので、さっそく外に出ようとウロウロ開始。踊り場に立派な赤富士が掲げられた階段、この上が艫矢倉(後部最上甲板)への出口のようです。

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128008.jpg階段を上がると、屋形の後ろが出入口で、艫矢倉に出ることができました。帆はいうまでもなくダミイですので、抵抗が最小限になるよう、ゴルフ練習場にあるような緑色のネットで作られており、天地方向に何本も鋼線を入れて、形を整えているのがわかります。

帆柱の基部も、車立を模したと思しき形に造られていました。帆柱に張り付けられた、太陽のマークに「ナ」、何を意味するんでしょう?


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矢倉の最前部から、錨甲板を見下ろして。関船らしくあつらえた手前、ここはかなり手狭な感じで、キャプスタンのレイアウトにも苦労の跡がうかがえます。

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振り返ると、屋形の最前部、操舵室の妻板に銘板を発見! 

86年、呉の神田造船所製。486総t。齢26歳、かなりのベテランですが、内外とも美しく整備されているので、くたびれた感じはしません。

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128012.jpg矢倉の上を一回りしたところで、水上バス「道灌」が、たくさんのお客さんを乗せて到着。船上で、このくらいの高い目線から、水上バスを見下ろす機会はあまりないので、かえって新鮮かも。

出発の放送があり、エンジンの爆音が高まりました。もやいが解かれると、スラスターの噴流が桟橋に湧き上がって、後進で離岸します。



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当日は南風が3mくらいでしたか、港内は穏やかで、揺れはほとんどなし。青海の桟橋に向けて、約30分をかけてゆっくりと航進開始。

写真右側、帆の下端に何か所か、裂け目ができてしまっていますね。ネット製とはいえ、帆にかかる負担は相当なものであることがわかります。

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128015.jpgここで左舷に、タイトルにも掲げたジェットフォイル「セブンアイランド虹」が入港! 水煙をあげ、タービン音を響かせて疾走するその姿、いつ見てもよいものです。

そして安宅丸航路随一の見どころ、レインボーブリッジ。この後、終点の有明(ビックサイト)まで乗れば、ゲートブリッジもくぐってくれるのですが、今回は船の科学館の別館展示場に寄りたいので、青海で降りることにしました。


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レインボーブリッジをくぐったところで、右舷にレディ・クリスタルが出現、寄り添うようにしばらく同航していました。

この船も、高い目線から眺めるのは初めてで、鋭い船首で水面を切り裂き、悠然と航行する姿に改めてほれぼれ。

128017.jpg艫矢倉からゲートブリッジを眺めて。まず申し分のない眺望で、観光地の展望台なみに、双眼鏡がいくつか備えられているのがほほえましいところ。

ベンチのいくつかは赤い毛氈でくるまれて、すわり心地も悪くありません。ただ、日曜日のお昼の便にしては、お客さんが少なく、ちょっとさびしい気が…。艫矢倉を一人で占領して、ゆっくりできたのはよかったのですが。


128018.jpg右舷にコンテナ埠頭を望むころ、早くも船の科学館が近づいてきました。休館中とは思えない、四周を圧するその威容。何とか復活できないものですかねえ…。

この日は展示場で、復元和船の航海実験の展示をしているとのことで、ここで降りることに。和船つながりでイイ感じ(?)であります。


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桟橋が近づくと、甲板上に何人か船員さんが出てきて、もやいの準備を始めました。鉢巻きに葵紋の入った法被と、おそろいの和風ユニフォームです。

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桟橋に降りて、一本ミヨシと「下がり」越しに船の科学館を一枚。

静かで、のびのびとくつろげた30分でした。次回は残りの区間、ゲートブリッジをくぐって有明に至る航路に、乗ってみるとしましょう。

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帰り道、ゆりかもめの車内から、レインボーブリッジのループ区間で、例の船溜を見下ろして。

ぐるりと回りながら、バージや曳船群をじっくり眺められる面白さ! 水上と陸上の視点の差が、最も際立つ場所かもしれません。

(25年7月21日撮影)


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タグ : 安宅丸 水上バス 船の科学館 東京港

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