松江堀川めぐり…11

(『松江堀川めぐり…10』のつづき)

京橋をくぐった南岸、末次本町の河岸には、今ひとつの乗り場が見えました。カラコロ広場発着場です。こちらは街中とあって、屋根付きのポンツン桟橋ひとつと、こじんまりしていますが、散策や買い物の道々に、気軽にひょいと乗れそうですね。
我々の舟が近づくと、桟橋の上では、職員の方々がにこやかに手を振ってくれ、通過する際には深々と一礼して見送ってくれました。ありがとう…。

桟橋背後にある、いわくありげな構えのお店は、老舗の和菓子処、風月堂。船頭さんのお話では、松江にはこのような和菓子店が、約百軒もあるのだとか。
ご当地は茶人として名高い、7代藩主・松平治郷…不昧公以来、茶道が盛んな土地柄で、ために茶菓子づくりが盛んになったのだそうです。う~ん、まったく知りませんでした。勉強になるなあ。
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桟橋の脇にもやっていた舟を一枚。船体自体は、もちろんFRPですが、ガンネルはヒノキを用い、塗色も木を思わせる柔らかなウッドブラウンで、悪くない雰囲気です。
戸立て造りの平たい船首も川舟らしく、出艫の周りは垣立が取り付けられ、また写真では見えませんが、船尾水面近くまでカバーがつけられるなど、船外機が極力目立たないように工夫が凝らされています。

オーニングの可動機構と併せて、この手の遊覧舟としては実に充実した装備を誇っており、スタイルもなかなかよろしく、就航10年前後を経ながら、どの舟も整備・清掃が行き届いている点にも、好感が持てました。
松江同様に低い橋の多い、東京の江東区に走る水路群にデビューさせたら、オーニングを上下させつつ、楽しい水路めぐりができるだろうなあ…と、一人妄想。
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お次にくぐる橋は、東京橋。船頭さんいわく、「とうきょうばし、と読み間違える東京のお客さんもおられますが、ひがしきょうばし、です」。

両端のコンクリート製径間に、ゲルバー式に乗っかった鋼桁の中央径間。このゴツさは、江東内部河川に近い匂いが…。何だか、懐かしい(?)ものがありました。
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おお、頭上にずらりと並ぶI形鋼桁、増設、拡幅したとおぼしき橋脚の構造…。おなじみの光景に、一瞬、東京の水路に戻ったような気分(笑)。

復元橋も楽しいですが、こういった実用一点張りの橋も嫌いでないだけに、ついカメラを向けてしまいます。
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東京橋を抜けて、歓楽街・東本町の岸を見ると…これまでとは打って変わって、建物が堀に背を向け始めました。何やら、東京によく似た風景が続きますね。

写真中央の護岸、ビルの幅だけコンクリート打ちぱなしで、角のない、ぬめっとした曲面なのが妙で、気になってつい撮ってしまいました。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…12』につづく)

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タグ : 松江 堀川 京橋川

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