光射す高架下水路・古川…1
(『夕凪橋の架け替え』のつづき)

●(承前)…古川です!
船頭にとっては何分難しい川で、何度かご機嫌伺いをしたものの、肘鉄を喰らわされる「呼ばれていない」回が続き、本格的に進入するのは、21年5月3日以来(『古川再訪…1』以下のシリーズ参照)、実に4年ぶり。トラウマを克服できた前回と同様の、5月初旬にあやかっての訪問となりました。
竹芝運河をかすめて、空中の一点に吸い込まれゆくような、浜崎橋ジャンクションの高架を仰ぎながら左に転舵。この、気持ちのよいアプローチと高揚する気分、今回は間違いなく、もうビンビンに「呼ばれている」と根拠のない確信をして、勇躍、前進微速!
●久しぶりに訪ねたのですから、紹介済み区間も省略せず、改めて通しでまいりましょう。真っ赤な縄定船隊の、船溜が途切れたところから望むと、北岸の浜松町駅や芝離宮庭園などと、南岸を結ぶ人道橋、その向こうには鉄道橋密集区間が見えます。
このあたりまでは頭上の高架もレイアウトが複雑で、また河道幅もあるためでしょう、日本橋川よろしく橋脚が河中に林立していますが、鉄道橋の上流からはがらりとやり方を変えて、高架橋脚は護岸の外へ出すようになり、また橋も橋脚のない一径間のもので統一されて、流路に障害物を設けないようにしていることがうかがえます。
●鉄道橋の2群目をくぐろうとしたところで、列車の轟音に思わず見上げると、ちょうど新幹線が通過するところでした。おお、いいタイミングで先頭車が撮れた…。
見上げて改めて気づいたのですが、ここの高架橋脚、前後のそれにくらべてえらく華奢ですね。ここだけ鉄道の橋脚から立ち上がっているのも、ちょっと変わっています。

●そしてお久しぶり、船宿街の船溜区間。こんちまたほどよいギッシリぶりで、何よりであります。
右写真、金杉橋が見えるあたりで、橋脚の一本に、蔦が這いのぼっているものがあるのに気づきました。陽当たりのせいでしょうか、桁の真下で途切れていますが、いずれ対岸まで達して、頭上にそよそよと葉を茂らせる日が来るのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(25年5月4日撮影)
【25年6月1日追記】2枚目、屋根つきの人道橋は新浜橋(港区HP)というそうで、初代橋は大正2年7月ごろ創架なのだとか。実は歴史のある橋なのですね。
(『光射す高架下水路・古川…2』につづく)

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●(承前)…古川です!
船頭にとっては何分難しい川で、何度かご機嫌伺いをしたものの、肘鉄を喰らわされる「呼ばれていない」回が続き、本格的に進入するのは、21年5月3日以来(『古川再訪…1』以下のシリーズ参照)、実に4年ぶり。トラウマを克服できた前回と同様の、5月初旬にあやかっての訪問となりました。
竹芝運河をかすめて、空中の一点に吸い込まれゆくような、浜崎橋ジャンクションの高架を仰ぎながら左に転舵。この、気持ちのよいアプローチと高揚する気分、今回は間違いなく、もうビンビンに「呼ばれている」と根拠のない確信をして、勇躍、前進微速!

このあたりまでは頭上の高架もレイアウトが複雑で、また河道幅もあるためでしょう、日本橋川よろしく橋脚が河中に林立していますが、鉄道橋の上流からはがらりとやり方を変えて、高架橋脚は護岸の外へ出すようになり、また橋も橋脚のない一径間のもので統一されて、流路に障害物を設けないようにしていることがうかがえます。

見上げて改めて気づいたのですが、ここの高架橋脚、前後のそれにくらべてえらく華奢ですね。ここだけ鉄道の橋脚から立ち上がっているのも、ちょっと変わっています。


右写真、金杉橋が見えるあたりで、橋脚の一本に、蔦が這いのぼっているものがあるのに気づきました。陽当たりのせいでしょうか、桁の真下で途切れていますが、いずれ対岸まで達して、頭上にそよそよと葉を茂らせる日が来るのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(25年5月4日撮影)
【25年6月1日追記】2枚目、屋根つきの人道橋は新浜橋(港区HP)というそうで、初代橋は大正2年7月ごろ創架なのだとか。実は歴史のある橋なのですね。
(『光射す高架下水路・古川…2』につづく)

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