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中丸川水門…1

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4月14日は、那珂湊へお墓参りにいった帰り、いくつか寄り道してお散歩を楽しんできました。まず向かったのは、那珂湊にほど近い、那珂川に注ぐ支流・中丸川の河口を守る、中丸川水門。

佐藤淳一氏がブログ「Das Otterhaus」の「カッパに見えるぜ」という記事で紹介されており、那珂湊入りするときに必ず渡る湊大橋からも、その緑色の巻上機室がよく見えることもあって、一度訪ねてみたいと思っていたのです。

幸いにも、中丸川の河畔で行き止まる舗装道路を見つけ、難なく水門を間近に望む堤防上に立つことができました。おお、いたいた…。と、その前に、手前にあるイイ感じの手製桟橋と、船溜に引っかかってしまうはめに。

117002.jpg手前にもやっていた、3隻のFRP和船に目が吸い寄せられました。小さいながら船首が戸立て造り、梁の配置や、艫の舷側のちょっとした高め方など、いくつかの特徴に共通性があります。この地域特有の和船のデザインを、受け継いだFRP舟かもしれません。

雨水は少々溜まっているものの、さっぱりとした様子から、現役で使われている舟でしょう。漁舟としてはかなり細身の船体で、艪漕ぎにもよさそうですね。

117003.jpgその隣に、フェンダーに引っかかって、ちょっと傾きながら休んでいたのは、先代艇と同型の君! かつてのベストセラー艇だけあって、発売から30年以上を経た今も、各所で出会えるのは嬉しいものです。

船首やハンドレールの撤去跡に、パテ埋め補修が見られるほかは状態も悪くなく、漁船として愛用されているようです。操舵席前、干してあるのか、ゴム手袋がニョッキリ立っているのがユーモラス。元気で長生きするんだよ…。

117004.jpg船溜から、上流方を振り返って。S字屈曲と草の生えた法面が、のどかな感じを醸し出す川景色で、可航区間がまだ奥まで続いているのも好印象。

ちなみに、ここまでクルマですんなり入れたのは、奥に見える水管橋のおかげ。右の橋詰まで、細いながら舗装された管理道路が伸びており、転回に十分なスペースもありました。


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おっと、引っかかり過ぎてしまった…。堤防上を続けて前進、中丸川水門の裏側が、正面に見えるところで一枚。扉体のスキンプレートは、管理橋側を向いているのですね。

こちらは巻上機室の壁面と、下部の堰柱がツライチのためか、思ったより「カッパっぽさ」は感じられません。いや、それより、カッパらしさの源である緑色ですが、佐藤氏の写真で見たときより、ずいぶん薄い気が…。光の加減かな?
撮影地点のMapion地図

(25年4月14日撮影)

(『中丸川水門…2』につづく)

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タグ : 中丸川水門中丸川

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