松江堀川めぐり…6

(『松江堀川めぐり…5』のつづき)

木々が左右にのいて、視界が開けてくると、前方に何か建物が見えてきました。山間の小径を抜け出して、里に下りてきたような感じです。

堀は大きく左に曲がり、また違った風景が広がりそうな予感…。
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大きな窓の連なる、モダンな…と言うより、昭和40年代の未来風建築(?)といった雰囲気…。島根県立図書館だそうです。

緑豊かな水辺を眺めながら、落ち着いて読書ができそう。イヤ、私なら、舟が通るたびに堀に意識が吸い寄せられ、本どころではないかも…。
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ここで堀は、Yの字に近い、少しいびつな丁字流になります。
左へ折れると、城山に沿って、先ほど乗船した大手門の近くの広い水面に出、そこで堀は途切れます。昔は城山内堀川と、つながっていたようですね。

舟は写真やや右の、石垣に囲まれた細い水路に舵を取ります。正面に建つ大きなビルは、島根県庁。ここは松江の中心地、官庁街なのですね。
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ビルが間近にそびえながら、古風な石垣の連なる水辺もあるという、東京でも見慣れた風景ではありますが、そこをただ岸から見下ろすのではなく、舟行きできるというのは、やはり乙なものです。

船頭さんの説明では、左手、県庁のある敷地は、かつて三の丸御殿があったところ、右手は通称「お花畑」と呼ばれた、薬草園があったのだそうです。
緑樹橋をくぐりながら向こうを見ると、堀はこの先で、さらに幅を狭めているようですね。
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左に続く石垣は、先ほどの城山内堀川で見た野面積みとは異なり、組み合わせが密で、すき間がありません。法面には写真のように、やはり石造りの樋(排水口)が、何ヶ所か突き出しているのも違います。

石垣を密にすると、内側の排水が悪くなり、土が水を含んで、石垣を崩してしまうこともあるのだとか。現代の工法でも、コンクリートの法面には、パイプで点々と排水を取りますが、石垣の場合もまったく同じなのですね。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…7』につづく)

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タグ : 松江 堀川

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