三石橋の撤去工事…2

(『三石橋の撤去工事…1』のつづき)

114076.jpg右手、西岸橋詰はすっかり鋼矢板で覆われ、すでに桁の姿は見えません。矢板で囲んで水を抜き、橋脚や基礎の取り壊しにかかっているということでしょう。

ううん、もしかして大規模な修理かも…と、わずかな望みを抱いていたものの、これで撤去であることは、確実になってしまいました。



114077.jpg左に目をやると、残された径間が、ゲルバーの特徴である突桁をむなしく突き出させ、二つの桁を結んでいたリンクは、無造作に焼き切られたままうなだれていました。まあ、こうして残り1径間とまみえることができただけでも、よしとすべきかもしれません。

見れば、後付けした橋脚の耐震補強も、まだコンクリートの肌が新しいのに…。「2月18日の内部河川…4」でも触れたように、塗装が妙なことから、ちょっと気になってはいたのですが、まさか引退とは!

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最微速で下流側に出て、振り返って一枚。逆光の中、遠目には中央径間と見えたのは、下流側に架けられた既製桁の仮設人道橋でした。商品名は「ヒロセ プレガーダー」。

三石橋、昭和4年という竣工年からもわかるように、小なりとはいえ震災復興橋梁の一つでした。神田川の小石川橋を見送ったのが、ついこの間のことのように思えるので、「えっ、また?」というのが正直なところ。安全を考えれば仕方のないことですが、やはりさみしいものです。

ちなみに桁下高、A.P.+3.2m。最低橋の朋輩が、また一つ旅立ってしまいました。

114080.jpg江東区土木部道路課の「三石橋架替工事 整備事業の概要」(PDF)によれば、新・三石橋は橋脚なしの1径間で、26年3月竣工の予定だそうです。

トラスの福寿橋を見上げつつ、ふと気づいたのですが…。相生橋や神田川奥部の各橋にしろ、早くに架け替えられた復興橋って、鈑桁系の橋ばかりで、トラスやタイドアーチがあまり思い当らない気がしたのです。構造が単純な分、“もち”がよくないのでしょうか?
撮影地点のMapion地図


(25年2月10日撮影)

(『大栄橋は塗り替え』につづく)

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タグ : 大横川 江東内部河川

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