謎の切合水門…1

お参りの後は潮来で昼食を済ませ、常陸利根川を渡って十六島入り。以前から気になっていた、ある水門をつぶさに検分してみたくなり、好機到来とばかりに潮来大橋を渡ってから右折、十六島の北岸をひたすら東へ。

少し東に行きすぎたところから、堤防を登って水門に近づいてみると、堤防上は何か改良工事の最中なのか、重機のキャタピラ痕や、ご覧のような鉄板が敷いてある部分もありました。
【撮影地点のMapion地図】


一見して、螺旋階段の存在や、電線が来ていないことからも、扉体の巻上装置は手動操作であることがわかりました。正面…もとい、裏面から見てみると、扉体を吊っていたのはラックでなくスピンドル。仕組みから考えても、運転の頻度はそう多くなさそうですね。

●左側の堰柱にあった銘板。名前は「切合水門」、昭和58年3月の竣工。幅2.6m、高さ3.2m、長さ15.8mは、堤防内を貫く樋管の寸法でしょうか。
このあたり、地図上では香取市磯山なのですが、十六島は土地改良時に由来するのか、同じ地名が飛び地のように散らばっている例が多く、この場所を指す地名としては、いまひとつ信用が置けないような気がします。水門名となった切合が、本来の地名なのかもしれません。
(25年1月2日撮影)
(『謎の切合水門…2』につづく)

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