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東雲運河の旧貯木場…1

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色々と手ふさがりで長らく休航してしまい、久しぶりに我が艇と相まみえてみれば、北風の季節とあって案の定、砂だらけホコリだらけ。悪かったなあ…。本格的な掃除は帰港後にするとして、まずは充分に暖機をし、エンジンに異常がないことを確認したところで、足慣らしに近場回りをすることにしました。

東雲運河に入り、東雲水門のセクターゲート径間を通って港内方面へ。薄雲のなびく青い空に、水は澄んでいる上、微風とあって油を流したような静穏さ。もちろん気温は一ケタ台と厳しいですが、冬の水路らしさが存分に味わえる爽やかな好天に、嬉しくなって鼻歌も出ようというものです。

110002.jpg長らく工事の続いている東雲水門ですが、この日はローラーゲートが3径間とも通航止めで、その前には大きな台船が停まっており、セクターゲート1径間のみが開放されている状態でした。

亀島川水門、日本橋水門と、扉体や巻上機関連をごっそり新造・取り替えをするような、上回りの「若返り工事」をしている水門がある一方で、東雲水門は、ひたすら「縁の下」である基礎に手を入れている模様ですね。


110003.jpg穏やかな水面に誘われて、左へ舵を切り、旧防波堤の向こう、かつて貯木場だった水面を経てから、港内に出てみることにしました。そういえば、こちらはたびたび入ってはいるものの、通しで紹介したことはありませんでした。

正直なところ、いま一つディテールに乏しい部分はあるのですが、旧防波堤上の「森」のお陰でちょっとした秘境感はあり、航路と一本隔てられた静けさは錨地として好環境で、釣船が錨を下ろしているのもよく見られます。

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以前も似たような写真を掲げましたが、旧防波堤をこの角度から見ると、マンガに描かれた無人島さながらですよね!

モコモコとブロッコリーのような繁り方をした木々、なだらかな法面を持つ石垣護岸が浜辺を思わせて、本当に絵に描いたよう。防波堤を造った人も、まさかここまでになろうとは、夢にも思わなかったことでしょう。水鏡にモジャモジャ頭を映す表情が気に入ったので、次回のタイトル写真にしてみようかしら。
撮影地点のMapion地図

110005.jpg旧防波堤で、数少ない目立った構造物がこれ。波返しの角度がついた、海岸のコンクリート護岸を輪切りにしたような格好の短い壁…。

国土変遷アーカイブの空中写真で、1975年撮影の「CKT7415-C32-44」を見てみると、なるほどこの「壁」のあるあたりから、貯木場の柵らしきものが北に向かって伸びているのがわかります。旧豊洲貯木場でも見られたような、コンクリート柵で水面を仕切っていたのでしょう。

しかし、何でここだけ「壁」に? 高潮時に原木が法面に乗り上げて、柵外へ転げ出してしまうのを防ぐためだったのかな?

(24年12月2日撮影)

(『東雲運河の旧貯木場…2』につづく)

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タグ : 東雲水門 東雲運河

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