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柳川堀割めぐり…16

(『柳川堀割めぐり…15』のつづき)

109116.jpg夕暮れが迫る河畔の道を急ぎながら、陸上からも見ておきたかった2物件に寄り道、チラ見程度ながら楽しめました。まずは柳川城堀水門を、水門橋の上から。白秋像を掲げた舞台も近いせいか、この時間帯になっても観光客の姿がちらほら見られました。

いいなあ、密に組まれた石垣の狭水路。しかし、江戸時代に竣工した水門で、単に遺構として保存されているのではなく、今なお実用に供されているものって、ほかにいくつくらいあるのでしょうね。

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そしてやはり、石橋。実際に渡ってみて、その可愛らしさを実感してみたかったのです!

109118.jpg 上の写真でもおわかりのように、高欄の低い部分は、本当に駒止め程度の高さ。ここから堀割をのぞき込むと、水路幅が狭く、また水面が近いのに加え、さらに両岸の家が最近の建築というのも手伝って、船影濃い可航河川には、とても見えませんよね。暗渠化される直前(?)の、都市河川といった風情。見下ろしながら、ここをくぐったんだと思うと、何だか別の意味でシビレてくるなあ。

右の写真は、南側の親柱をアップで撮ったもの。昭和9年12月竣工とあり、やはり昭和一桁のRC橋だったかと、膝を叩く思い。骨材の洗い出された、ツルツルとザラザラの混じった感触を手のひらで味わいながら、別れを惜しみました。

109119.jpg陽も落ちて、だいぶ寒くなってきました。水産堂でお土産を物色した後、今回の最終目的地・柳川市立図書館・あめんぼセンターに到着。ここは水郷柳川の歴史を展示した資料室、「水の資料館」も併設されているので、そちらを見学しがてら、なにかよい本に出会えればと思ったのです。

「水の資料館」は、円筒形の部屋の壁に、パネルで柳川の地勢や歴史がわかりやすく解説され、中央には下に掲げた柳川中心部の模型が展示されているという、ささやかながら大変充実したもの。
特にパネル展示では、堤防がなければ、ほとんどが満潮海面下に没する柳川の地勢や、堀の水を抜いて底ざらえをし、淡水魚を効率よく捕獲するための「堀干し」(先ほど触れた『水落ち』の旧称)の様子の2つを、興味深く拝見しました。
撮影地点のMapion地図


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そして柳川の模型! まるで堀割が主役といわんばかりの、まさに「水の構圖」という言葉、そのままの眺めなのが素晴らしい。ボタンを押すと、二ツ川から城堀水門を通り、各堀をめぐって沖端に至る水の流れが光の動きで示され、船頭さんのお話が追体験できました。建物や田畑のディテールもリアル過ぎずにほどよい感じで、いつまで見ていても飽きません。

おっと、時間も迫ってきたので、図書館の方へ。係の方にうかがって、「川下り」の歴史について触れた本をいくつか教えてもらい、選んだのがすでに引用させていただいた「水と光につつまれて」。要所をコピーさせてもらい、大満足の体で帰途へ。慌ただしくも、クラクラするほど熱く、楽しかった水路三昧の日を終えたのであります。

(24年11月3日撮影)

【柳川の項の参考文献】
水と光につつまれて 50年の歩み 柳川市観光協会
水の構圖 水郷柳河寫眞集(北原白秋・田中善徳共著)ARS
水郷柳川アクセスマップ(配布物)柳川市

(この項おわり)

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タグ : 柳川城堀水門 柳川川下り 柳川市

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