柳川堀割めぐり…11

(『柳川堀割めぐり…10』のつづき)

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丁字流を右に折れ、「御花」の南側水路に出ると、水面上に伸びる枝葉の間から、木橋が姿を現わしました。中央径間を一本ものの反橋としたあたり、舟航を考えた造りで、高欄に装飾のないのもかえって風情があります。

船頭さんによれば、平成に入ってから「御花」と吉富町の間に架けられた新しい橋で、「出逢い橋」というそう。ううむ、「ふれあい橋」系のネーミングか、とも思ったのですが、もらった地図を見るとひらがなでなく漢字で、橋の渋い外観とあいまって、それ系のユルさはあまり感じられませんでした。

109092.jpg三度右に折れて、西側の水路に入ったところ。堀割上に伸びる枝はますます低く、まるで這うようにゆく手をさえぎります。写真前方の枝は、低過ぎて支えまでしていますね。決して放置してこうなったのではなく、ある程度管理はされているのでしょう。

船頭さんは最初、支えの右側をくぐろうとしていた(!)ものの、余りの低さにあきらめて、左の護岸ギリギリをすり抜けていました。「いつもは(水面が)低いから、くぐれるんですが…」ははあ、お祭り期間中で水位を上げているという、さっきも聞いた話の伝ですか。

109093.jpgさらに進むと右側には、水面から立ち上がったなまこ壁、「殿の倉」が見えてきました。写真集「水の構圖」でも、最初の一枚に選ばれただけあって印象深い建物で、高さと長大さには圧倒されます。現在は「立花家史料館」になっているそうです。

奥からはちょうど、お客さんを乗せたドンコが一艘出てきて、こちらに向かってきました。左のお店が、大きく張り出しているのも面白いですね。

109094.jpg我々も同様に左に折れ、沖端橋をくぐります。橋名板につけられた番号は、12番。もっと多くの橋をくぐったような気がしたけれど、そんなものだったかしら?

橋に続いて、奥の道路も桟道状に張り出していますね。お店も道も、幅員が不足気味のようです。ここをくぐればいよいよ…。



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沖端の街堀! 東西にほぼまっすぐ約200m、柵のない低い石垣の水辺と、緑したたる柳並木が、整然とした水路の美をおりなす、文字通り街場の堀割です。

「水の構圖」でも、「街堀は柳しだたる兩岸を汲水場の水照穏に燒けつつ」とうたわれ、商家の並ぶ水辺が活写されていますが、まさに詩のとおり、草深いのどかな堀割とはまた違った、柳川を代表する水辺風景の一つがそこにありました。
撮影地点のMapion地図

(24年11月3日撮影)

(『柳川堀割めぐり…12』につづく)

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タグ : 柳川川下り 柳川市

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