福岡の水上バス…7
(『福岡の水上バス…6』のつづき)

●出てきた船は、福岡市営渡船の「きんいん2」、海の中道にある西戸崎と大岳を経由して、志賀島に至る航路に就航しています。近郊の生活路線といったところでしょうか。
流れるような甲板のライン、背の低い船橋を後ろに持ってきたスタイルは、なかなかスマートに映りますね。船首から水面に伸びる突起の先にあるのは、確か、動揺軽減のためのスタビライザーだったかな?
出港待ちで退屈させまいとしたのか、ガイドさんの話も熱をおび「我々市民の血税で造られておりますので、冷暖房・テレビ・お手洗い完備! 私の船とは大違いの豪華船です!」と自虐的ギャグを披露。お客さんたちも大笑いで出船を見送ります。
●ラッキーなことに、間をおかず続けて出港船が登場。すでにタイトルにも掲げましたが、九州郵船が擁する壱岐・対馬航路のジェットフォイル、ヴィーナス2です。ガスタービンのキーンという音を響かせて、次第に船首波を盛り上げてゆく姿、いいですねえ。
壱岐経由で、対馬までおよそ2時間半という韋駄天ぶりと聞けば、次回はぜひ対馬を訪ねてみたくなります。対馬には、国内有数規模のショートカット運河である万関水道、同じく江戸時代に造られた大船越瀬戸(よかとこBY・写真満載九州観光より)と、水路バカ垂涎の熱いスポットが二つもあるのですから!

●2隻の船が去ったところで、対岸に保安庁の桟橋があることに気づかされました。もやっているのは、福岡海上保安部所属のひめぎく型巡視艇、手前から「ふよう」「とびうめ」。
小さな船橋の長さほぼ一杯に、大きな電光掲示板を備えているのが、いかにも国境の海を控えた実戦的装備といった感じです。
●川景色とフネブネを楽しんで約30分、初めての福岡水上バスの旅も、終わりが近づいてきました。出船がひと段落すると、ベイサイド・サファイア号は面舵を取りつつ微速前進、桟橋への達着コースへ。
暑からず寒からず、風もなく水面も静穏と、お天気のおかげもあってごきげんな船旅でした。お客さんたちも、水辺風景とガイドさんの名調子に大満足の体で、口々にお礼をいって船を下りていました。
●桟橋にもやっている渡船群が気になり、出口へ向かいながらパシャパシャとやったうちの一枚。ベイサイド・サファイア号のすぐ前に繋がれていた玄海島航路の渡船、「ニューげんかい」です。近くの島に渡ってみるのも、楽しそうだなあ…。
いや、のんびりしている場合ではなかった! 何分欲張って予定を組んだので、お次に控える大物スポット(?)を堪能するには、移動に一刻の猶予もなし。全速前進、目指すは天神だ!
【撮影地点のMapion地図】
(24年11月3日撮影)
(『柳川堀割めぐり…0』につづく)

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●出てきた船は、福岡市営渡船の「きんいん2」、海の中道にある西戸崎と大岳を経由して、志賀島に至る航路に就航しています。近郊の生活路線といったところでしょうか。
流れるような甲板のライン、背の低い船橋を後ろに持ってきたスタイルは、なかなかスマートに映りますね。船首から水面に伸びる突起の先にあるのは、確か、動揺軽減のためのスタビライザーだったかな?
出港待ちで退屈させまいとしたのか、ガイドさんの話も熱をおび「我々市民の血税で造られておりますので、冷暖房・テレビ・お手洗い完備! 私の船とは大違いの豪華船です!」と自虐的ギャグを披露。お客さんたちも大笑いで出船を見送ります。

壱岐経由で、対馬までおよそ2時間半という韋駄天ぶりと聞けば、次回はぜひ対馬を訪ねてみたくなります。対馬には、国内有数規模のショートカット運河である万関水道、同じく江戸時代に造られた大船越瀬戸(よかとこBY・写真満載九州観光より)と、水路バカ垂涎の熱いスポットが二つもあるのですから!

●2隻の船が去ったところで、対岸に保安庁の桟橋があることに気づかされました。もやっているのは、福岡海上保安部所属のひめぎく型巡視艇、手前から「ふよう」「とびうめ」。
小さな船橋の長さほぼ一杯に、大きな電光掲示板を備えているのが、いかにも国境の海を控えた実戦的装備といった感じです。

暑からず寒からず、風もなく水面も静穏と、お天気のおかげもあってごきげんな船旅でした。お客さんたちも、水辺風景とガイドさんの名調子に大満足の体で、口々にお礼をいって船を下りていました。

いや、のんびりしている場合ではなかった! 何分欲張って予定を組んだので、お次に控える大物スポット(?)を堪能するには、移動に一刻の猶予もなし。全速前進、目指すは天神だ!
【撮影地点のMapion地図】
(24年11月3日撮影)
(『柳川堀割めぐり…0』につづく)

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