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福岡の水上バス…6

(『福岡の水上バス…5』のつづき)

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博多港のシンボル的存在といえば、ベイサイドプレイスにそびえるこの、博多ポートタワー。鉄塔としては100mと低めで、高さの割に大きな展望室が目立ち、頭でっかちでどこかユーモラスです。

Wikipedia「博多ポートタワー」を拝読すると、設計者は東京タワーや現通天閣と同じ「塔博士」内藤多仲氏で、竣工は意外と古く、昭和39年とのこと。展望室の上階には、船舶向けのVHF海岸局もあるそうで、港湾施設としての役割も果たしているのですね。

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ここで、沖合いから長い航跡を引いて、白い船体の船が高速で近づいてきました。いま一隻の水上バス、能古マリーン観光の運航する、花天神号です。

奇抜なデザインの甲板室が目を引きますが、船体は既製のFRP艇ぽい感じがします。天神中央公園乗り場と能古島を結ぶとあって、河川と離島航路の雰囲気が同時に楽しめそうですね。…しかし、見たかぎりでは、甲板室の高さが結構ありそう。あの低い橋たちをくぐれるのかしらと、ちょっと心配になりました。

109028.jpg穏やかな空の下に広がる、初めての博多湾! 沖にけぶる靄の向こうに、島々の影がうっすらと望める、清々しい風景です。

ええと、右が「海の中道」でつながっている陸繋島・志賀島、左手にこんもり見えるのが、玄海島でしょうか?




109029.jpgベイサイドプレイスのある埠頭の周りをぐるりと迂回し、東側に出ました。左手、博多国際ターミナルの埠頭に横付けしているのは、釜山通いの客船、カメリアラインのニューかめりあ。排水量20000t近くともなれば、結構な迫力です。

間もなく到着するベイサイドプレイスは、壱岐や対馬に向かう航路もある、玄界灘~対馬海峡の一大ターミナル。出港シーンに出会えるかな?

109030.jpg期待にたがわず、一隻の船が後進で、右手からゆるゆると登場。前進をかけると、くるりとこちらに向き直りました。カタマランですね。

我が船はあちらの出港を邪魔しないように、埠頭側に寄せてニュートラルにし、しばし漂泊です。増速しつつ向かってくる出船をばっちり撮れそうで、嬉しくなりました。
撮影地点のMapion地図


(24年11月3日撮影)

(『福岡の水上バス…7』につづく)

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