栃木市RC橋めぐり…7
(『栃木市RC橋めぐり…6』のつづき)
●小雨にたたられつつも、もうちょっとねばってから帰ろうと、市役所別館の前から県庁堀をさらに北上。このあたりは住宅地で、架かっているRC橋もいわば私有橋で、俎板のような簡素なものになり、今までとは違った面白さが。米子市の旧加茂川(『旧加茂川周辺を歩く…1』ほか参照)を思い出させるものがありました。
雨さえなければ、県庁堀を一周してから帰りたかったのですが、本降りになりそうな気配になってきたので、残念ながらここで撤収、雨宿りできるところを探すことにしました。

●二つほど積み残しがあったのを忘れていました。舟を降りて巴波川橋を見た後、街をあちこちうろついていた途中で出会った橋です。
大小2種類の、麻雀牌(?)を思わせるコンクリ塊に鉄パイプを渡した高欄…戦前製の橋とは雰囲気の違った、明らかに戦後のものらしいRC橋。下を流れる水路は、瀬戸ヶ原堰で巴波川と分岐した方の水路で、この橋の先でさらに分流していました。
●親柱というか、両端の大きい塊に掲げられた銘板を見ると、名前は「新開橋」、昭和33年3月の竣工。
興味を引かれたのは、東詰に「新開橋架橋記念碑」なる、立派な石碑が建てられていたこと。規模からいえば、小橋梁というほかないささやかな橋ですが、地域の皆さんにとっては、架設によって大きな利便をもたらした、大切な橋であったことがうかがえます。新開橋という名前からも、新たに架けられた橋への、期待の大きさが感じられるようでした。
【撮影地点のMapion地図】
●新開橋のさらに下流、二本の水路にはさまれた親水公園があるあたりにも、古そうなRC橋が。径間にくらべて幅広の橋で、前後に鋼製の人道橋が架けられているため、鑑賞にはいささか具合の悪い環境ではあります。
クルマの通行が頻繁なだけあって、親柱に帯金の補強が見られたり、角が欠けていたりする部分はあるものの、上回りは原形を保っています。名前は「富士見橋」、竣工は昭和5年1月とありました。

【撮影地点のMapion地図】
(24年9月16日撮影)
(『雨上がりの巴波川』につづく)

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雨さえなければ、県庁堀を一周してから帰りたかったのですが、本降りになりそうな気配になってきたので、残念ながらここで撤収、雨宿りできるところを探すことにしました。

●二つほど積み残しがあったのを忘れていました。舟を降りて巴波川橋を見た後、街をあちこちうろついていた途中で出会った橋です。
大小2種類の、麻雀牌(?)を思わせるコンクリ塊に鉄パイプを渡した高欄…戦前製の橋とは雰囲気の違った、明らかに戦後のものらしいRC橋。下を流れる水路は、瀬戸ヶ原堰で巴波川と分岐した方の水路で、この橋の先でさらに分流していました。

興味を引かれたのは、東詰に「新開橋架橋記念碑」なる、立派な石碑が建てられていたこと。規模からいえば、小橋梁というほかないささやかな橋ですが、地域の皆さんにとっては、架設によって大きな利便をもたらした、大切な橋であったことがうかがえます。新開橋という名前からも、新たに架けられた橋への、期待の大きさが感じられるようでした。
【撮影地点のMapion地図】

クルマの通行が頻繁なだけあって、親柱に帯金の補強が見られたり、角が欠けていたりする部分はあるものの、上回りは原形を保っています。名前は「富士見橋」、竣工は昭和5年1月とありました。

【撮影地点のMapion地図】
(24年9月16日撮影)
(『雨上がりの巴波川』につづく)

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タグ : 栃木市
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