栃木市RC橋めぐり…3

(『栃木市RC橋めぐり…2』のつづき)

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會橋の上から奥に目をやると…、おお! 家並の奥にひっそりとたたずむ、可愛らしい反橋を発見! 乱れ積みの石垣護岸、塀にそってのびる路地と、橋の形が醸し出す箱庭のような水路風景にハートをわしづかまれ、思わず駆け寄ってしまいました。

108037.jpg南側橋詰から見たところ。四角柱に半球を乗せたような、可愛らしい親柱を4本とものぞき込んでみたのですが、竣工年や銘はなく、無名橋のようでした。

南側には、上の写真にも写っているように川沿いの路地ががありますが、対岸の北側には道はなく、犬走り程度の余地で駐車場の敷地になっています。もしかしたら、この橋は私設の橋で、北側に建物があったときは、家の玄関など出入り口に接していたのかもしれませんね。

108038.jpg両側面は低い駒止め程度で、高欄と呼べるものではありませんが、ちょうど中央、橋脚の真上には、何やら四角い穴と、継目というにはあまりにも自然なひび割れが。ひび割れは道床の上にも続いています。

ここはいわば継手の部分で、2径間の桁橋ということになります。かつてはこの穴に、ズレ止めのくさびか何かが打ち込まれていたのでしょうか。



108039.jpg反橋のすぐ奥は、暗渠の出口になっていました。もちろん元々は、ここと同じくらいの幅を持つ、開渠の水路だったことでしょう。石垣の様子からしても、それと察せられます。水質は巴波川同様澄んでいて、河底が透けて見えました。

地図を見ると、現市役所の周りをめぐる環状水路、「県庁堀」付近につながっている水路なのですね。かつては可航水路だった可能性もありそうで、こんな素敵な橋の下を小舟がたたずんでいたと妄想すると、ワクワクしてしまいます。

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北岸、西側から會橋を望んで。反橋の向こう右側のお宅は、河上に柱を立てて張り出しており、待合か料亭を思わせる造りなのも惹かれるものがあります。こちら側の橋脚には、まだま新しい「キケン! 川の中に入らないで!」なる注意書きの看板が掲げられていました。

桁側面の放射状の紋様が施され、親柱の造作やわざわざ反橋に造ったことも併せて、タダモノではない雰囲気を漂わせる無名橋。今回見た橋の中では文句なく一番の個性派で、末永く、こっそりひっそり息づいてほしいものだと、願わずにはおれませんでした。
撮影地点のMapion地図

(24年9月16日撮影)

(『栃木市RC橋めぐり…4』につづく)

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タグ : 栃木市

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