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瀬戸ヶ原堰…2

(『瀬戸ヶ原堰…1』のつづき)

108021.jpg石碑のかたわらから(右)と、東岸に渡ってから見た、木製スライドゲート2態。スピンドルを動かすハンドルはすべて取り外されており、手すりも根元が腐食したのか、外れてひしゃげた部分もあり、久しく手入れされていないことが感じられました。扉体はこのまま朽ちてゆくのでしょうか。

これが調整ゲートだったとすると、起伏ゲートは竣工時にはなく、後の追加装備と考えた方が自然のようですね。石碑がおそらく、改修を記念したものらしいことからも、そう思えました。

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108023.jpg東岸に渡ったところで、基礎護岸(?)に降りて、起伏ゲートと角落としの径間を間近に堪能。このちんまりとまとまった、可愛らしさがタマランです。

水位差もご覧のとおり、ほんのわずかとはいえ、唯一の開口部である角落としには、それなりの流速があります。鯉や小魚たちは、今はともかく増水時など、流されてしまわないのかしら。


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角落とし径間のまとまり具合(?)が気に入ってしまい、しゃがみ込んでまじまじと眺めるバカ一名。

ふと、ここは「舟通し」の機能を期待して造られたのかしら? と妄想したのですが、よくよく観察してみると、水を透かして見える底部の戸当りが、河底よりはるかに高く造ってあり、小舟でも通ることは難しいことがわかりました。カヤックくらい軽量小型なら、充分行けそうではありますが。

ううん、しかし、眺め回るほどに魅力的で、しかも歴史もありそうな堰ですよね。改めて、舟行の途中で紹介しないのが、実にもったいなく思えてきました。

状況が許すなら、木製スライドゲートの前まで舟を入れて、その古びた味わいと経てきた星霜を、船頭さんの名調子で語ってもらうなんていうのも、充分にアリだと思うのですが。

108025.jpg角落とし径間のすぐ近くに、「やすらぎ川面の再生 その1 固定堰の改修」と題した、立派な説明板がありました。なるほど、もともと固定堰だったのを、堆積土砂を排出し水質をよくするため、起伏ゲートを設けたというわけですね。

気になったのは、左上の冒頭「瀬戸ヶ原堰と三番堰」という下り。三番堰という堰が、ここでないどこかにあるのか、それとも、先ほど見た鋼製扉体に改装されたゲートが三番堰なのかしら? ご存知の方、ご教示いただきたいものです。
撮影地点のMapion地図

(24年9月16日撮影)

(『栃木市RC橋めぐり…1』につづく)

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タグ : 巴波川 瀬戸ヶ原堰 栃木市

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