瀬戸ヶ原堰…1
(『巴波川の遊覧舟…3』のつづき)

●船頭さんたちにお礼をいって舟を降りた後、ふたたび自転車に乗って巴波川西岸を下り、まずは先ほど見た堰へ。
カーブを描く低いコンクリートの堤体が、なんともいえぬいい雰囲気。奥には起伏ゲートらしい扉体が顔をのぞかせており、その向こうにも1径間、小さいゲートがあるようですね。
【撮影地点のMapion地図】
●そして右に目を移すと…うひょひょ、木製スライドゲートだ! しかも5径間!
堰柱の肌や苔むし方からして、5~60年は経っていそうな、これまたイイ感じでコーフン度も倍加であります。見たところモーターライズもされていない、原形のままのようですね。折悪しく小雨が降ってきて、レンズに水滴が付いてしまったのが痛いところです。

●堰上げられた水は、西側の水路に導かれるのですが、こちらの水門は2径間と思っていたところ、下流側に回ってみると、元は4径間だったものを改修したことがわかりました。堰と同じくらい古そうですね。
もっとも、昇降装置こそラック式に「近代化改装」されているものの、電動化されている風には見えなかったので、動かすには今でも人力によっているのかもしれません。
●堰を分流点の鼻先、真っ正面から眺めてみたくなり、下流の瀬戸河原橋を渡って「うずま公園」の中へ。公園は東岸から、この「鼻」にまで巴波川を渡って広がっています。左に苔むしたスライドゲート、カーブを描く堰、起伏ゲート、右側はやはり小径間の角落としで、今は開放されているようですね。
古びた堰の向こうに、穏やかな表情の川に沿って広がる低い家並。美しく整備された両岸とあいまって、落ち着いた佳い雰囲気の水辺風景を楽しむことができました。
●そして、この「鼻」を訪れてラッキーだったのは、ご覧の石碑に出会えたこと!
ああ、この堰は「瀬戸ヶ原堰」というんだ! やはり分流点、象徴的な場所として選ばれたのですね。ちなみに、上の写真でいうと右側が巴波川の本流で、左の堰上げられた方の水路は、名前を確認できませんでした。
さて、石碑を詳しく検分しようと、いろいろと足掻いてはみたのですが、石碑は高い柵の外側にあって、おまけに下半身を高密度の植え込みに埋もれさせており、枝をかきわけることも敵わないありさま。おそらく「瀬戸ヶ原堰改修記念碑」と題したものと思われますが、建立年月もわからないまま、むなしく立ち去らざるをえませんでした。残念…。
【撮影地点のMapion地図】
(24年9月16日撮影)
(『瀬戸ヶ原堰…2』につづく)

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●船頭さんたちにお礼をいって舟を降りた後、ふたたび自転車に乗って巴波川西岸を下り、まずは先ほど見た堰へ。
カーブを描く低いコンクリートの堤体が、なんともいえぬいい雰囲気。奥には起伏ゲートらしい扉体が顔をのぞかせており、その向こうにも1径間、小さいゲートがあるようですね。
【撮影地点のMapion地図】

堰柱の肌や苔むし方からして、5~60年は経っていそうな、これまたイイ感じでコーフン度も倍加であります。見たところモーターライズもされていない、原形のままのようですね。折悪しく小雨が降ってきて、レンズに水滴が付いてしまったのが痛いところです。

●堰上げられた水は、西側の水路に導かれるのですが、こちらの水門は2径間と思っていたところ、下流側に回ってみると、元は4径間だったものを改修したことがわかりました。堰と同じくらい古そうですね。
もっとも、昇降装置こそラック式に「近代化改装」されているものの、電動化されている風には見えなかったので、動かすには今でも人力によっているのかもしれません。

古びた堰の向こうに、穏やかな表情の川に沿って広がる低い家並。美しく整備された両岸とあいまって、落ち着いた佳い雰囲気の水辺風景を楽しむことができました。

ああ、この堰は「瀬戸ヶ原堰」というんだ! やはり分流点、象徴的な場所として選ばれたのですね。ちなみに、上の写真でいうと右側が巴波川の本流で、左の堰上げられた方の水路は、名前を確認できませんでした。
さて、石碑を詳しく検分しようと、いろいろと足掻いてはみたのですが、石碑は高い柵の外側にあって、おまけに下半身を高密度の植え込みに埋もれさせており、枝をかきわけることも敵わないありさま。おそらく「瀬戸ヶ原堰改修記念碑」と題したものと思われますが、建立年月もわからないまま、むなしく立ち去らざるをえませんでした。残念…。
【撮影地点のMapion地図】
(24年9月16日撮影)
(『瀬戸ヶ原堰…2』につづく)

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