古賀オール見学記…2

(『古賀オール見学記…1』のつづき)

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頭上を圧するクレーンを見上げていたら、端部に光るランプの列が目に入りました。

「無線」と「高速」のランプ二つが灯っています。ははあ、遠隔操作なのかな…と思っていたら、「クレーンは地上からリモコンで動かしているんですよ」との説明が。なるほど。

106007.jpg振り返って、入ってきた方(東側)を見たところ。ううむ、相変わらずピンが甘いというか、ブレ気味の写真ばかりで申しわけないです。

天井クレーンは手前がNo.3、奥が先ほど頭上を通り過ぎたNo.4の番号が振られていました。床の上には、幅広の鋼板からスリッターで加工した帯材が、鉄の肌を鈍く光らせて、巻き取られた状態で整然と並べられているのが見えますね。

106008.jpgスリッターから出てきた直後の鋼板は、まるで潮汐グラフのような曲線を描いて、鋼板とは思えないしなやかさを見せています。

イヤ、鋼(ハガネ)だからこそしなやかなのか…。表面に何か引いてあるのではなく、まして錆などない、正真正銘の「鉄の生地」を目の当たりにして、改めて「キレイなものだなあ」と、惹かれるものがありました。


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各加工ラインのフィーダーは、ご覧のとおり巻取鋼板がオートローダーによって軸に装着されています。輪転印刷機の給紙部にも似た構造ですが、軸受け周りだけ見ても堅牢かつ重厚で、扱うものの重さが桁違いなのがわかりますね。

こんなに大きな鉄の塊が、芯をブレさせることなく高速で回転しているというだけでも凄い光景で、克服してきた技術的課題の多さが想われるようです。
この「巻取鋼板」という形態を採ったことにより、鋼板輸送が格段に容易になったそうですが、反面、鋼板の曲がり癖を取って、平坦にならす技術が要求されるようになったそう。古賀オールはこの点でも、業界随一の品質を誇っているのだとか。

106010.jpgこちらはレベラーシャーのライン。バァン、バァンと大きな音をたてて、鋼板が連続切断されてゆく豪快な光景。刃物の取り付けられた枠の部分は、鋼板の進行に合わせて追従しつつ切断するため、振り子のような運動をするのが印象的です。

鋼板を加工する工場ということで、機械油や鉄粉にまみれた現場を想像していたのですが、意外や構内は非常にきれいで、清掃・整頓が行き届き、機械も新旧問わずさっぱりと拭きあげられ、可愛がられていることがわかりました。「キレイ」なのは、運河から見上げるクレーン群だけでなく、工場全体だったわけで、大いに納得させられたのでした。


(24年8月2日撮影)

(『古賀オール見学記…3』につづく)

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タグ : 古賀オール

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