城南島の水辺風景

到着したのがすでに夕方といってよい時間帯で、おまけに雲行きも怪しくなってきたため、少々薄暗い空の下でのお散歩となりましたが、いつもは沖を通っているところを陸側から眺めるのはやはり面白く、短時間ながら楽しい散策でした。
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案内板を見ると、ちゃんと船や飛行機が見られるむねをうたってあるのが千両。人工の浜は、「つばさ浜」と名付けられているのですね。空港が近いことにちなんでの命名でしょうか。

●さっそく「つばさ浜」に繰り出してみました。今にも泣きだしそうな空模様とはいえ、涼しい海風が吹き抜ける開けた水辺に立つと、爽快でよい気分です。
日曜で、日中は快晴の夏日だったとあって、この時間帯になっても人出は多く、家族連れやカップルで賑やか。もっとも広大な浜に出てしまえば、混んでいるという感じはあまりしません。砂に足をとられつつ、見たいものに向かってザクザクと前進。

京浜運河や多摩川方面に向かう際、よく通るなじみの水路で、陸側から眺めるのは初めてとあって感慨深いものが。船が来ないかしら、と期待していると…。
【撮影地点のMapion地図】

●漁船…釣船が何隻か、結構なスピードで白波を立てて横切ってゆきました。釣り客も、もう竿を納める時間ですものね。帰る先は勝島運河でしょうか。
暮れゆく空と着陸誘導灯をバックに、家路を急ぐ釣船たち、絵になります。

●そして何より、頭上を圧して降りてくる飛行機たち! 歩いている間にも、ひっきりなしにジェットの轟音が聞こえ、脚のタイヤが見えるほどの低さで、フラップを下ろして高度を低めてくるさま、もう大迫力。

着陸シーンのみならず、はるか向こうで腹に響くような爆音が聞こえると、今度は離陸シーンも望めるという、まさに絶好の環境。フネブネの姿も間近に見られたのですが、ズームでたぐり寄せ、また戻して引いてと、そっちのけで飛行機を追ってしまうあたり…。

●翼端や脚に鈍く灯火を光らせて、滑走路へ姿を消してゆくこの旅情あふれる眺め。その向こう、はるか彼方に先端が見える塔は、鶴見つばさ橋かしら。
日はとっくに落ちて、雲も厚く宵闇が迫る時刻だっただけに、かえって灯火がよく映え、ムード満点なシーンが満喫できました。

●さらに暗くなって、機影が文字どおりほとんどシルエットになっても、立ち去りがたいものが…。水辺を訪ねたのか、飛行機を見に来たのか、わからなくなるようなおそまつでした。
(24年6月10日撮影)

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