ヒロタキのクレーンが!

(『ぎっしり閘室、今年も体験ならず』のつづき)

100021.jpg辰巳運河から東雲運河の六叉流に出て、東雲北運河を通って帰ろうか…と針路を転じたところで、目についたものがありました。東雲北運河と平久運河の交わる角地、運河に突き出すクレーンを擁する今や数少ない建物、ヒロタキの前に、何やら台船らしき船がもやっているのに気づいたのです。

はて、日曜日にお仕事とは珍しい…いや、違う! これは!? 思わず「うわーっ!」と、声をあげてしまいました!

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クレーンのトラスが、撤去されている! 

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クレーンの本体はもとより、上に見られた可動式の庇や、中にあった小型の橋型クレーンまですでに取り去られ、建屋の中はすでにがらんどうです。

寂しさを噛みしめながら、舵を取りつつカメラを向けました。また一つ、運河とともに歩んできた建物が、終わりを迎えてしまったか……。

100024.jpgすぐ近くにある古賀オールと異なり、こちらは周囲をマンションで囲まれて、この手の業種にはつらそうな環境となっていましたから、無理もないこととは思いましたが、こうも早く終焉が訪れるとは。

運河が名実ともに物流の道たりえた時代は、同様のクレーン付き建屋が立ち並んでいたことでしょう。この地域で最後まで生き残り、往時の面影を今に至るまで伝えてくれたことに、感謝したいと思います。

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東雲北運河に拾う…1」ですでに紹介した写真を再掲して、現役のころをしのびたいと思います。クレーン稼働中に通ったのは、これがほとんど唯一だったと思いますが、その貴重な一枚も少々ピンボケなのが、何とも悔しいところです。

もう少し待っていれば、バージからの荷揚が見られたのでしょうけれど、これも残念なことに時間がなく、通過するだけとなってしまいました。ともあれ、お疲れさまでした…と、クレーンと、この設備を守ってきた皆さんに申し上げたいです。
撮影地点のMapion地図

(24年8月5日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東雲北運河 東雲運河 ヒロタキ

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