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芝浦駆け足散歩

99001.jpg7月15日は、どういうわけだか、午後になって突然アーバンランチ(過去ログ『アーバンランチで東京港をゆく…1』ほか参照)に乗りたくなったのです。バタバタと準備をして電車に乗り、田町駅頭に降り立ったのが、もう16時を少し過ぎたころ。

次の便の出発まで、30分を切っていたという余裕のなさ、あまりゆっくりと見て歩く時間はありませんでしたが、いつも水路から見上げているこのあたりを、違った視点から眺められるのはやはり新鮮で、短時間ながら楽しい「運河の街」のお散歩となりました。

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99003.jpg田町駅東口の交差点に出ると、さっそく嬉しい道標が。新芝運河と平行して伸びるこの道は「芝浦運河通り」と名付けられているのですね。後ろに見えるビルもかっこいい…「港協会館」とありました。かつての港湾部らしい匂いが感じられ、よいものです。

そして道々の街灯には、「運河のある町 芝浦商店会」の垂れ幕も。確かにこの道をまっすぐ歩けば、レインボーブリッジの西詰、例のループがあるところに出ます。

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99005.jpg新芝運河を渡る、新芝橋の上はちょっとしたビットの洪水でした。歩道の際には小さなビットがずらりと並んでいるだけでなく、親柱も特大のビットに銘板をはめ込んだもの。かつては艀たちがひしめいていた運河地帯、橋にビットが飾られているのも、そう外したことではありません。

ほとんど水路からしか訪ねたことがない場所だけに、橋から見下ろしたときの新鮮さが半端ではありません。水面、こんなに近いんだなあ(満潮だから当たり前とも)。

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99008.jpg旧海岸通との交差点を過ぎ、芝浦3丁目の南の果てに近づくと、渚橋の橋詰です。橋の盛り上がりの向こうに、夏の陽を浴びてそびえるタワーマンション群。これで芝浦西運河を渡れば、芝浦アイランドだ!

早く行かなければ、と勢い込んで足を踏み出したものの、橋詰の右側に気になる看板を発見、寄り道するはめに。おお、「6月3日の芝浦運河地帯…1」で触れた、エンジンポッド(?)と尾翼(??)のある艇、「芝浦 いりき」さんという船宿の持ち船だったのですね。スカイツリーや日本橋川といった定番コースだけでなく、羽田や目黒川などにも連れて行ってくれるそう。目立つだろうなあ。

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その近くにあった案内の地図にも、運河が描いてあるというだけでしばし見入ってしまいました。運河名はもちろん、各運河畔のテラスにも「××運河沿緑地」と正式名称が記入されており、さすが「運河の街」と感心しきり。

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渚橋を急ぎ渡りながらも、眺めの良いところとあってどうも歩みが進まず、モノレールがくればカメラを向け、船溜を見下ろしてはしばらく眺め…。アーバンランチに乗る気が本当にあるのか、疑わしくなるような行き足のなさです。

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あっ、木造曳船だ! もっと近くで見たい…。

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トリ好きとしては、もっと鴨を甘やかす施設をつくってほしい(笑)。

99013.jpgようやく芝浦運河、汐彩橋に到着したときには、もう船の爆音が聞こえてきていました。何とか間に合ったようです。

橋の上からのぞき込んだそのとき、まさにヌッ、といった感じで、アーバンランチが姿を現わしました。




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(24年7月15日撮影)

(『7月15日の出船入船』につづく)

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タグ : 新芝運河芝浦西運河芝浦運河アーバンランチ

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