上戸川舟溜を眺めて…3
(『上戸川舟溜を眺めて…2』のつづき)
●後のお楽しみとしてとっておいた、樋門を眺めてから戻ることにしました。堤防が低いとあって、堰柱もそれに合わせた高さのごくこじんまりとしたもので、螺旋階段のあるところを見ると、動力のあるなしにかかわらず、機側操作のゲートであることは確実です。
タイトルではすでに、堤外地から樋門に向かって右側からのカットを掲げたので、左側から撮ったものを(下写真)。なりは小兵でも、青空をバックに胸を張るその姿、扉体が構造をこちらに向けているのも手伝い、なかなか堂々としています。
【撮影地点のMapion地図】

●名前は、上戸川舟溜り樋管。本体が「舟溜」で、樋門が「舟溜り」と送り仮名付きなのがなんとも。昭和58年3月の竣工とありました。銘板の上に見える巻上機器でわかるように、動力はついておらず、大きなハンドルを回してスピンドルを上下する、人力駆動です。
下は堰柱側面についていた銘板で、径間3m、高さ3.2m、樋管の長さ9.45m。三井不動産建設の施工とのこと。昭和58年と聞くと、そんなに古い感じがしないのですが、もう30年近く前のことなんですねえ…しみじみ。

●樋門前の柵にもたれて、常陸利根川の川面に目をやると、対岸はるかに、大割閘門が見えました。
ズームでたぐりよせて撮り、写真を拡大して見てみると、やはりまだ、入口にはトラロープが張ってある…。水郷で2番目に通航量の多い閘門も、一年以上もおあずけをくらって、いかにもやつれた表情に見えます。一日も早く大割水路が復旧されて、サッパが繁く出入りする賑わいを取り戻してほしいものですね。
(24年6月24日撮影)
(『ホワイトアイリス出港』につづく)

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タイトルではすでに、堤外地から樋門に向かって右側からのカットを掲げたので、左側から撮ったものを(下写真)。なりは小兵でも、青空をバックに胸を張るその姿、扉体が構造をこちらに向けているのも手伝い、なかなか堂々としています。
【撮影地点のMapion地図】


下は堰柱側面についていた銘板で、径間3m、高さ3.2m、樋管の長さ9.45m。三井不動産建設の施工とのこと。昭和58年と聞くと、そんなに古い感じがしないのですが、もう30年近く前のことなんですねえ…しみじみ。


ズームでたぐりよせて撮り、写真を拡大して見てみると、やはりまだ、入口にはトラロープが張ってある…。水郷で2番目に通航量の多い閘門も、一年以上もおあずけをくらって、いかにもやつれた表情に見えます。一日も早く大割水路が復旧されて、サッパが繁く出入りする賑わいを取り戻してほしいものですね。
(24年6月24日撮影)
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