三菱倉庫の解体工事

(『常磐橋哀歌』のつづき)

95032.jpgさて、日本橋川関連で気になるモノがもう一つ。江戸橋南詰にある、三菱倉庫本社ビルです。「日本橋が洗われたらしい…1」でも触れたように、外壁をある程度保存しつつ、敷地内に高層ビルを新たに建てるとのこと。工事の進捗はと江戸橋に近づくと…。

あらら、早くも塔屋が消え失せている! 見慣れた場所に、あるべきものが無くなったときの違和感は、これまで何度も体験してきましたが、今回はモノがあの強烈な塔屋だっただけに、まるで空が広くなったような感じすら受けました。

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江戸橋をくぐって、右手を仰いだ瞬間、あらららら、と「ら」が二つ増えるくらいの落胆が襲ってきました。外壁を残しているのは東西の部分だけで、河畔の倉庫としてもっとも重要なディテールである、かつてクレーンの付いていたあの部分が、ごっそり解体されてしまっている!

95034.jpg日本橋の本社を高層オフィスビルに建て替え、三菱倉庫」(日経不動産マーケット情報)に掲載された完成予想図を見ても、道路側も中央部分は外壁を残さないようですから、これは既定の方針だったのでしょう。

ううん、かつての川とのつながりが髣髴できて、よいものだったのですが…。もちろん、完全になくなってしまうよりは、はるかにましではあります。

95035.jpgしかし、本当に皮一枚残して、傷つけずに上手に解体していくものだ…と、改めて感心させられました。首都高から眺めたら、間近なだけにもっと凄い印象でしょうね。

ちなみに上掲の記事によると、竣工予定は26年8月とのことです。



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改修工事が始まって以来の観察対象(とはいいながら、しばらく来られなかったのが何とも)である、亀島川流頭部・日本橋水門の進捗状況も一枚。

右径間の扉体・巻上機室の取り替えが終わり、新旧2径間でしばらく落ち着いていましたが、今や左径間の工事たけなわ。グリーンの旧扉体から、保護色のようなライトグレーの新扉体に塗装も替えられるのは、先に工事の終わった亀島川水門と同様ですね。
撮影地点のMapion地図

(24年6月3日撮影)

(『6月3日の芝浦運河地帯…1』につづく)

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タグ : 日本橋川 日本橋水門 三菱倉庫

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