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あの錦橋が光り輝いている件…1

(『6月3日の神田川』のつづき)

95016.jpg日本橋川に入り、おなじみの物件たちを眺めながらのんびり下航。通航船が結構ある(この日はプレジャー1隻、船宿ほかの遊覧船4隻と反航)こともあって、雉橋のある直角に近い屈曲区間では、衝突を避けるため長声を鳴らしながら微速で突入。干潮時とあって、両岸に露出した基礎護岸が目立ち、緊張感のある川景色をつくっています。

日本橋川は、ひとつ楽しみにしていたものがあったんですよ。「24年1~3月のご案内」のコメント欄で、ともさんから教えていただいた、錦橋修復の一件。さて、どんな具合になっているのか…。

95017.jpg
おおお、白く光り輝いている! 

上流側から見て、まだ距離これだけがありながら、まるで別物のようにキレイになっているのがわかりました。頭上低く迫る高架の影をものともしない、白亜の輝き! これはかなり、手の込んだ修繕がなされたに違いありますまい。

もっとも、これまでの錦橋がどんな状態だったかわからなければ、船頭の驚きも実感できない方が多いでしょうから、まずは過去の惨状(といっては語弊がありますが)からご覧いただくとしましょう。
撮影地点のMapion地図

95018.jpg平成19年9月24日、下流側から見た中央径間。ピンの甘い写真で恐縮です。コンクリ打ちっぱなしの表面はまだらに汚れ、アーチリングの下部は、浮流物の衝突によるものか、剥落がはなはだしく、とても味わいのある古び方をしているとは、いえない状況にあるのがわかるかと思います。

高欄の窓にはそれぞれ、何やら横木が無造作にくくりつけられているのも悲惨さをいや増しており、橋上の結構な通行量がなければ、水面から見たかぎり、廃墟寸前といってもいい過ぎでない外観です。

95019.jpg平成21年10月18日に撮った、やはり下流側の橋脚周り。高欄にくくりつけられていた横木は消えていますが、高欄の桟が剥落でやせ細り、それこそつついたら折れそうな、頼りなげな太さになっているのがわかります。ここには本来、鋳鉄か何かの装飾がはめ込まれていたのでしょうか。橋脚の上端は、人一人が入れるような、可愛らしいバルコニーに造ってあるものの、数年前の時点から柵がされて、入れないようになっていました。

仮に構造的には問題がないとしても、この外観では、くぐる人も渡る人から見ても、不安にさせられたことでしょう。私はてっきり、間もなく架け替えられるのだから、こうして放置されているのだと思っていたくらいです。


95020.jpgこれも上と同日の撮影。しかし、本当にいい写真がないなあ…。通るたびにカメラを向けているものの、なぜか、そのほとんどがボケボケのブレブレになってしまうのです。

私はこれを「錦橋の呪い」と呼び、放置された橋が、撮られることを拒むオーラを発散しているんだと、決めつけていたほど(うそ。今考えました)です。

錦橋の特徴や諸元、また劣化の問題については、橋梁趣味の大先輩である「Bridge Watching」さんの「錦橋」に語り尽くされているので、ぜひご覧ください。ちなみに管理者は千代田区で、「平成23年度 工事等予定箇所」(PDF)によると、「橋梁長寿命化修繕計画」という名称で補修と補強がなされたとのことで、同時に常盤橋も施工されたようです。


(24年6月3日撮影)

(『あの錦橋が光り輝いている件…2』につづく)

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タグ : 日本橋川 錦橋 高架下水路

コメント

錦橋変わりましたよね(笑)

以前の、夜はお化けが出そうな佇まいも好きだったんですが、これはコレでいいのかもしれませんね。

Re: 錦橋変わりましたよね(笑)

>ともさん
あの、コンクリ打ちっぱなしの質感こそ失われましたが、原形が保たれた改修でよかった、と思っています。
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