北十間川テラスを歩く…3

(『北十間川テラスを歩く…2』のつづき)

93011.jpg東へさらに歩いて、もう一群の噴水が間近に見えるところに来ました。歩くと少し汗ばむくらいの陽気だったので、柵にもたれてしばし涼味を分けてもらいます。

水平の噴水、このくらいの高さなら、通過時に舷側で水しぶきを上げるくらいで、何とかやり過ごせそう…。しかし、噴水の周りにはパイプか何かで囲った、ガードを設けてほしいなあ…などと、じっと眺めていたら、またぞろ妄想が湧き出てしまいました。

93012.jpg上の写真にも少し写っていますが、噴水のすぐ隣に出っ張っていたコレ、何でしょうか。直上に小さいボックスがあるところを見ると、噴水に関係ある設備のようですね。水の栄養がよいのか、藻で毛むくじゃらです。

噴水のノズルが横にあるのですから、仮に船が入ってきてもまず近づきますまいが…。せっかく河道を狭めてまでテラスを設けたところへ、水面下に不安な突起物をはみ出させてしまうというのは、処理の仕方としては、ちょっと首をかしげざるをえません。

93013.jpg
京成本社ビルの見える、京成橋橋詰近く。真新しい建物ばかり目にしてきたせいでしょうか、この外観にはどこかホッとさせられるものがあります。

そうだ、その前にあるテラスの、スロープが設けられたあたり、昨年6月に工事中の写真を撮ってあったのだった。

93014.jpg化粧板を張った法面に、赤い線でマス目が描かれ、左から一つ一つに番号が振られています。下端はまさにスロープの形どおり、右へゆくほど下っていますね。いわば、現物に描いたケガキ線というわけです。

この東側の現場では、実際にダイヤモンドカッター(でしたっけ? あの丸ノコみたいなもの)で、護岸を鋼矢板ごと切っているのに出くわしました。外側から新護岸、鋼矢板、旧護岸と、まるでバウムクーヘンのように層をなした断面が見られ、面白く思ったものです。

93015.jpg京成橋の橋脚も、耐震補強とともに塗装が施され、面目を一新していました。この下にも、いずれテラスが延伸されるのでしょう。

端部に石張り装飾を施した、古典味のあるディテールが失われたのは残念でしたが、これで当分は現役で頑張れそうですね。
撮影地点のMapion地図

さて、ポンツン橋や噴水周りについて、色々とものいいをつけたのは、わけがあります。
江東内部河川の通航ルールを改正します!」(東京都これまでの報道発表)にあるように、従来「船舶等通航禁止区域」とされていた京成橋から東武橋まで、まさにスカイツリー前の区間が、船体寸法の制限付きとはいえ、この4月から通航可とされたからです!

お役所のお墨付きも出て、名実ともに可航水路となったわけです。例の閘門計画が進行中であることも併せ、この区間の今後に大いに希望が持てたのですが、ご覧の現状です。考え込んでしまうのも、無理からぬことといえるでしょう。

フネブネで賑わう可航水路か、それとも「お庭の泉水」か…。ベクトルがどちらに振れるのやら、現状ではちょっと見当がつきません。しかし、完全に河道が閉塞しているわけではないことに光明を得て、今後の動向を見守ってゆきたいと思います。


(24年4月29日撮影)

(『北十間川テラスを歩く…4』につづく)

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タグ : 北十間川 江東内部河川 水位低下化河川

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