ホワイトアイリスに乗って…3

(『ホワイトアイリスに乗って…2』のつづき)

92011.jpg高まる爆音とともに行き足も次第について、同調するようにテンションも急上昇。水運史の舞台となった霞ヶ浦、その湖面に乗り出すのは初めてとくれば、やはりコーフンの度合いも違います。

ますます厚いゆく手の雲を吹き飛ばすかのような、パワフルかつ豪快な走りぶりが頼もしく、「さすがさつき丸の末裔!」と、勝手に妄想を広げて一人ごちる船頭。

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沖で固まって練習していた、ディンギーのフリートのすぐ近くを通過。このフリートは、我々より一足先に、マリーナのスロープから出港していったもの。大学のヨット部でしょうか。

全艇、マストのトップに黒球を掲げているのが目立ちます。通り過ぎざま、手前の艇のクルーが手を振ってくれました。

92013.jpgディンギー群と距離が開いたところで、ホワイトアイリスはがぜん、速度を上げ始めました。水面は平穏なので、ピッチングはほとんどないのですが、「滑るように」とはいかないのが面白いところでした。なんというか、とにかく馬力で押し分けているような、力技な感じがするのです。

カタマランですから当然、2機がけ2軸で、船尾に盛り上がる2本の噴流を見つめながら、グイグイと大きな手のひらで押されるような加速感を味わいました。

92014.jpg群雲の下に広がる土浦市街と、その中心部を貫く桜川の河口を遠望して。その名のとおり、美しい桜並木を河畔に擁する川で、お花見の時期には桜祭りもあるとのこと。

ああそうだ、河口の近くには一つ、訪ねてみたい物件があったんだよなあ…。時間があったら、後で行ってみるとしましょう。


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昨日の豪雨もあって水は茶色く、流木など浮流物も少なくないものの、初めての霞ヶ浦とあって、ただひたすら広大な水面に感激つつ、周りを眺めていると…。左舷前方に、何か白くて四角いものが。帆曳船にはまだ早いし、帆としてはちょっと小さすぎる…う~ん、何だろう?

ズームでたぐりよせて撮り、画像を拡大してみると、水底から立ち上げた櫓に、箱のようなものが乗っているようですね。観測施設かな?

帰宅してから検索してみると、いつも拝見している「霞ヶ浦写真館」の記事がヒット。ううむ、この記事はうかつにも未読でした! ちなみにこのブログ、今回お世話になったラクスマリーナの、専属カメラマンさんが発信しておられるブログなのです。

その記事、「何コレ?!」によると、この施設「掛馬沖観測所」といって、湖上に数か所ある同様の観測所とともに水質や水位ほかを計測し、常陸川水門を運転するデータにもなっているのだとか。水面にぽつんと屹立する姿が、今は亡き東京灯標を思わせますね。

(24年5月4日撮影)

(『ホワイトアイリスに乗って…4』につづく)

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タグ : 霞ヶ浦 ホワイトアイリス

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