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水路をゆく・第二運河 令和6年4月~6月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
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なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。
当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
ツイッターアカウント「水路さん(@suiro_kun)」で、水路のことに限らずさまざまなよしなしごとを垂れ流しております。よろしければどうぞ。

【タイトル画像ほかの更新履歴】
【5月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。芝浦運河から見上げた、東京倉庫運輸のクレーンです。令和6年4月7日撮影。
【4月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。船の科学館本館、マストトップの展望台をアップで。令和6年3月10日撮影。

美保関散歩…5

(『美保関散歩…4』のつづき)

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門扉の格子越しに見たもの、つづき。説明板があったのでメモ代わりに。

竣工は明治31年11月。当初は地名どおり地蔵埼灯台、昭和10年に美保関灯台に改名。現在の諸元は‥‥灯高(水面から灯火まで)83m、12秒毎単閃白光、光度490,000カンデラ、光達距離23.5海里とのこと。

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左手に続く官舎群、庭も含めて美しく整備されていますね。石造の壁面が白く塗られ、赤い屋根とマッチして本当にいい雰囲気なんですよ‥‥。説明板にあったとおり、初代のフレネルレンズがビュッフェで展示されているの、見たかったです。

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そしてご本尊である、灯楼です。回廊の持ち送りや、頂部のベンチレーター(?)のデザインが古豪灯台らしい芳香を醸していて、佳きかな、よきかな。敷地内に入れないのが、かえすがえすも残念。

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石の塀に沿って、北側にある展望テラスへ。歩きながら石材を眺めていると、何ていうんでしょう、縮緬皺のような、独特のパターンがある石の多いことに気づかされました。

特に手前の1個、皺の間に丸い穴がぽつぽつ開いていて、貝か何か、生物の痕跡のようで惹かれるものが。磯の岩場から切り出してきた石材なのでしょうか?

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石塀が途切れて、北側のテラスに出ました。海面の群青あくまで深く、まあ、爽快な眺望に心洗われる思い。だいぶ靄がかかっているようだけれど、隠岐島は見えるかな?
撮影地点のMapion地図

(令和6年5月2日撮影)

(『美保関散歩…6』につづく)

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タグ : 美保関灯台

美保関散歩…4

(『美保関散歩…3』のつづき)

316016.jpg水際に迫る山裾を縫うように曲折して走る県道2号線に、境水道の風光を楽しみながらの移動。途中美保関の市街を通るのですが、美保神社の参拝を兼ねた散策は後にして、一路灯台を目指します。

途中、カーブの内側に、恵比須様と弁天様を描いた、石造のレリーフが出現。「ようこそ美保関へ」と、歓迎のメッセージ。好天に恵まれ風も穏やか、美保関の神々に歓迎された気持ちにもなろうというものです。

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今まで水辺を走っていた道が、登り勾配となり山間に分け入って間もなく、美保関灯台の駐車場に到着。高所とあってか、先ほどより少し風が強くなった感じが。

駐車場からほど近い展望テラスに立つと、白い灯台と赤い屋根の官舎が、もくもくと繁る新緑の向こうに顔を出していました。いいですねえ、ワクワクします。行ってみましょう。

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左手に日本海を望みながら坂を上り切ると、削平した平場に出ました。高く、重厚な石造の塀に囲まれた、灯台と官舎が目前に。う~ん、このいかにも頑丈そうな塀を見て、日本海からの暴風がもろに吹きつける、環境の厳しさがまず想われたものでした。

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官舎は現在改装されて、ビュッフェや資料室があるのですが‥‥この日は残念ながらお休みで、門も閉まっていました。

しかしこの、粗削りな仕上げの塀や門柱、いいですねえ。石材には詳しくないですが、惹かれるものが。‥‥ん? 表札に「美保関燈臺」とありますね。「関」が「關」でないのと、セメントで埋めたような表札の周りが、どこか後付けぽい感じがしたので、戦後しばらくしてから新たに掲げたものかもしれません。

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入れなくとも写すのはよかろうと、門扉の格子越しにズームでいくつかたぐってみました。そのうちの一つ、塔屋の入口上に掲げられた、見覚えのある何かを。

初點 明治三十一年 十一月」‥‥やはり! 観音埼灯台で見たものと同様の、初点灯を記念したプレートでした。普通の建物でいうと"定礎"でしょうか、さすが明治竣工らしく、四周を飾罫のレリーフで縁取っていました。
撮影地点のMapion地図

(令和6年5月2日撮影)

(『美保関散歩…5』につづく)

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タグ : 美保関灯台

美保関散歩…3

(『美保関散歩…2』のつづき)

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対岸、境港側の橋詰‥‥というか陸上区間、上路式のトラスを眺めて。いや、トラスはやはり、こう圧縮される角度から愛でると魅力が増しますなあ。下端の曲弦を描くラインも素晴らしい。

紅白の高圧鉄塔、一瞬橋上に建っているように錯覚しますが、高圧線とともに橋の東側を、並行して境水道を渡っています。

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上と以下2枚は時間的にだいぶ後、美保関を離れる際に撮ったものですが、境水道大橋ということで先にまとめてしまいましょう。

東側、路上からのスナップ。逆光ですがさすがゲルバートラス、シルエットになっても、構造美は芳香馥郁たるものがありますね!

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そうそう、橋脚に書かれた通航船へのメッセージ、東側にもありました。ちゃんと降り立って、落ち着いてカメラを構えられればよかったのですが、この前後は道に余裕がなく、移動しながら何とかやっつけたものでごめんなさい。

港内は速力を落とせ 境港長」‥‥おや、こちらは命令形で、ちょっとコワモテな雰囲気。境港側には、繋留している本船も多いですから、強くいいたくなるのもわかる気がします。

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こちらは西側へだいぶ進んで、航空自衛隊の分屯基地の近くから。正横に近い視点からも一枚、撮っておきたくなったので。

背後の工場やサイロからも、橋の高さが実感できる角度。いや、近くで仰いだときの鋼橋らしい無骨さが抜けて、流れるような曲線美と、軽快さが感じられます。ライトアップしたら素敵でしょうねえ。

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境水道大橋を離れた後は、お次の目的地、美保関灯台へ。松江美保関往還を東へ走っていると、漁港のある小さな湾入を、橋で渡る場所を通りました。前後に土堤道を備えた橋の名は、福浦橋。

箱庭のように‥‥というと住人の方に失礼ですが、山裾の迫るささやかな平地に、こじんまりとまとまった赤い石州瓦の家並と、背後の新緑あふれる山肌、そしてさっぱりと片付いた、整った風情の漁港が織りなす美しさったら! 島根半島に来たんだ、としみじみ実感させられたひとときでした。
撮影地点のMapion地図

(令和6年5月2日撮影)

(『美保関散歩…4』につづく)

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タグ : 境水道大橋境水道

美保関散歩…2

(『美保関散歩…1』のつづき)

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目前を航過する「フェリーしらしま」をアップで。接岸時でない、結構な速度でこれだけの大きさを持つ本船が、間近を波音を立て過ぎてゆく迫力たるや。境水道ならではの通航風景に出くわせて、大げさでなく血が沸くものがありました(失敗した動画はこちら)。

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316008.jpgフェリーを見送ったところで、せっかく境水道大橋を前にしたのだからと、ディテールを堪能することに。

まず目を引かれたのは、橋脚に大書きされた「安全運航 境港長」。白地に黒フチはちょっと目立ちづらい気もしますが、通航船に向けられたメッセージに弱い自分としては、好感度大です。

そこから橋脚の上部に目線を移す(右写真)と、橋脚側面から桁に向けて蛇のようにのたくる、落橋防止装置の目立つことったら。阪神・淡路大震災の教訓に基づいて、平成24年から耐震補強工事が施工されたとのことですから、その際の追加でしょう。


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下路式になっている中央径間を仰いで。ああ、トラスの構造美! 光線の塩梅もよろしく、好天であることを感謝したくなるアングルです。写真右下側面には、ゲートブリッジや辰巳桜橋でおなじみ、航路のセンターを示す野球のボールのような丸い板、中央標が掲げられているのも見えます。

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白フチつきの赤い三角板は、航路の向かって右端を示す右側端標。夜間はこの下に紅灯が点されるしかけ。夜の凪いだ海に灯火を映す紅灯、いいですねえ。想像するだにムード満点な水路風景‥‥夜の境水道も見てみたくなりました。

(令和6年5月2日撮影)

(『美保関散歩…3』につづく)

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タグ : 境水道境水道大橋