fc2ブログ

「道の駅あきた港」にて…1

(『新屋水門…3』のつづき)

302016.jpg新屋水門を離れて、「道の駅あきた港」へ。堤防道から改めて眺める雄物新橋、本当に美しいですね。高水敷や背後の防砂林に広がる夏ならではの緑が、橋の構造を一層引き立てています。

そうそう、雄物新橋について詳しく知りたい方は「橋梁レポート 雄物新橋 解説編」(山さ行がねが)がお勧め。木造先代橋時代から、たびたびの補修・改架があった現橋まで、興味深いお話が盛りだくさんです。

302017.jpg
道の駅あきた港」に到着。高さ143mのガラス張り展望塔「ポートタワーセリオン」を中心に、物産館やイベント施設、屋内緑地公園などを併設、平成22年に竣工したもの。

何より港に隣接しているのが嬉しく、展望台は高さ100mだそうですから、秋田港が文字どおり一望のもとに眺められるでしょう。着いて早々、さっそくタワーへ上がってみることに。

302018.jpgポートタワーセリオン自体は、道の駅に先んじて平成6年の開設だそう。かつては入場料が設定されていたようですが、現在は無料で利用することができます。

外壁のほとんどを、6272枚に及ぶ強化ガラスとした塔屋は、いわば巨大な展望エレベーター。外の眺めとともに、構造をつぶさに観察できるのも嬉しく、到着を待つひとときも退屈させることがありません。


302019.jpg
展望台から南側の眺望。いや、これは素晴らしい眺めですね! 好天も手伝い視程も良好とあって、無料なのが申しわけなくなるような絶景であります! 巡視艇、クレーン船ほかフネブネ、対岸で盛業する日本製紙工場の頼もしい姿などなど、どこから見ようか目移りするような眺めですね。

かつて土崎港と呼ばれ、東北地方では酒田と並んで、北前船の通う内貿航路上の重要な河口港だった秋田港。眼下に広がる雄物川の旧河道は、放水路開鑿によって堆砂・洪水の憂いがなくなると港湾として開発が進み、現在では秋田運河と称しています。秋田運河! いい名前だなあ‥‥(涙)。

302020.jpg
こちらは北西側、港口方向を望んだところ。右手前はクルーズ客船もたびたび寄港するというフェリー埠頭。中央はるか沖合に伸びる防波堤は、戦後の一時期、廃海防艦や駆逐艦を沈置した"軍艦防波堤"だったとのこと。

冬の季節風で形成された海岸砂丘に沿って、ほぼ南北に伸びる雄物川旧河道を拡幅・浚渫して、本船運河を修築した様子がよくわかります。

かつて河口港だった港は、いわゆる"河海分離"をして本流と港を切り離すか、放水路を設けて洪水や堆砂をコントロールできるようにし、河口を活用し続けるかの二通りに分かれると思いますが、新潟や秋田は後者のパターンといってよいでしょう。
撮影地点のMapion地図

(令和5年7月25日撮影)

(『「道の駅あきた港」にて…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
クリックお願いします

タグ : 旧雄物川秋田港