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5月21日のおフネ見…5

(『5月21日のおフネ見…4』のつづき)

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前後しますが、落穂ひろい的にいくつかまとめましょう。まずはおなじみの顔ぶれから。

東雲運河といえば、宇部さん通いの独航艀たち。この日は「第一豊和丸」「第二豊和丸」がもやっていました。いつも同じことを繰り返し恐縮ですが、バラにを扱う仕事とは思えないくらい、船体の塗装がきれいですよね。肥えた船型もあって、舷側を接するさまが丸い動物が肩を寄せ合っているようで、どこか可愛らしく見えたものです。

299022.jpg豊洲の市場前桟橋では、魚介運搬船「第一八幡丸」に近づいて何枚か。好天もあって背後のテラスは人出も多く、ずいぶん賑やかでした。

こちらもくたびれたところは感じられず、暖色系の塗装が目に優しいのも嬉しくて、ぐっと寄せてスナップしたもの。大きく変貌した豊洲も、この船のおかげでぎりぎり埠頭に踏みとどまっていられる(?)と思うと、あだやおろそかにできません。

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299024.jpg第二航路に入ると、中防の内側内貿埠頭に日通の「ひまわり9」の姿が。舷側下半を黒く塗り分けたカラーリング、引き締まった、かつ渋い感じがして実にいいものです。

日通もHDになってからロゴも変わり、赤いマルツーが見られなくなったのは何とも寂しいかぎり。ここはひとつ、持ち船はすべて「第✕通運丸」と名乗らせてほしいものであります(通運丸原理主義者)。


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東雲北運河、水面にクレーンを突き出す数少ない企業、桑原内燃機さんの桟橋にさしかかると、この日は一隻の曳船がいました。しかし、こりゃまた錆がひどいですねえ‥‥。

このまま廃船になるのか、それとも上架、錆打ちに再塗装と、リニューアルされて復活するのかはわかりませんが、鉄の匂い濃厚かつ、無骨な外観には惹かれるものがあります。甲板室の前妻と側面に、「ふく丸」と船名が大書きされていました。
撮影地点のMapion地図

(令和5年5月21日撮影)

(『晴海ターミナル惜別…1』につづく)

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タグ : 東雲運河春海運河東雲北運河曳船